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証拠捏造容疑の警官を不起訴 無罪確定の痴漢事件 嫌疑不十分で横浜地検

社会 神奈川新聞  2014年06月24日 03:00

電車内で痴漢をしたとして、東京都内に住む50代のアルバイトの男性が逮捕され、その後無罪が確定した冤罪(えんざい)事件で、捜査報告書を捏造(ねつぞう)したとして、証拠隠滅(捏造)や偽造有印公文書作成などの疑いで告発された神奈川県警の男性警察官について、横浜地検は23日、嫌疑不十分で不起訴処分とした。

警察官は2010年4月、JR藤沢駅に停車中の東海道線電車内で、女子高生の体を触ったとして、アルバイトの男性を県迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕した。この警察官以外に目撃者はいなかったが、一審の横浜地裁は警察官の証言などから男性に有罪判決を言い渡した。しかし、12年4月の東京高裁判決は、この警察官が追跡中に撮影した犯人の画像について「男性とは別人である疑いが濃厚」と判断。男性の無罪判決が確定している。

男性の妻(55)が13年2月に告発。男性の裁判で証拠として採用された捜査報告書の画像について、警察官が「別人物の写真を男性と偽って報告書に添付した」などと捏造があったと主張していた。妻によると、「犯罪と立証するのに十分な証拠がない」と地検から説明を受けたという。

妻は「地検は捜査を十分に尽くしていない」と批判、検察審査会に審査を申し立てるとしている。

県警監察官室は「告発内容の詳細を把握していないのでコメントは差し控えたい」とのコメントを出した。

【神奈川新聞】


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