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閉館のグランドホテル湘南 クリスタルホテルの業務請負へ

経済 神奈川新聞  2014年06月12日 00:40

10月からの業務委託が決まり握手する稲川社長(左)と田村社長
10月からの業務委託が決まり握手する稲川社長(左)と田村社長

9月末で閉館するグランドホテル湘南(藤沢市朝日町)の運営会社が、藤沢駅周辺でライバル関係にある湘南クリスタルホテル(同市南藤沢)と提携し、10月からクリスタルホテルの宴会部門の業務を請け負うことが、11日までに分かった。コンベンション開催で実績のあるグランド側のノウハウをクリスタル側で継承、同駅周辺でのコンベンション開催の受け皿となることを目指す。

◇コンベンション機能維持

グランドホテルを運営する「湘南ホテルマネジメント」(横浜市中区)の稲川好繁社長と、クリスタルホテルを運営する「クリスタルインターナショナル」(東京都港区)の田村龍也社長が、神奈川新聞社の取材に明らかにした。

同駅周辺でコンベンション開催が可能なホテルはこの2施設のみで、収容人数(着席時)はグランドが約300人、クリスタルが約160人。グランド側は企業・団体の宴会や会議、イベント開催に実績があり、年間で1800~2千組程度を開催してきた。一方、クリスタル側の強みは婚礼部門で、宴会部門はグランドに売り上げで5倍ほど水をあけられていた。

しかし、グランドホテルは施設の老朽化などにより9月末での閉館が決定。同駅周辺でのコンベンション開催に支障を来す事態も想定され、稲川社長が業務提携を持ち掛けた。田村社長も賛同し、宴会部門の営業、受注、運営を一手にグランド側に委託。婚礼部門は引き続きクリスタル側で運営することにした。

委託後はケータリング事業も強化。今春には約300人収容(着席時)のホールを備える藤沢商工会館ミナパークも開館しており、同施設を使用した大人数のコンベンションにも対応できるようにする。

稲川社長は「閉館後もクリスタルホテルを拠点にサービスを継続していく。宴会の需要に応え、地域貢献していきたい」と説明。田村社長は「われわれは料理にも定評があり、両者の強みを生かせば鬼に金棒。ホテルのホールも着席で200人ほど入れるよう広げたい」と述べた。

グランドホテルの閉館について「藤沢の振興と活性化にとって大きな問題」と懸念していた藤沢商工会議所の金井正志郎専務理事は、「両ホテルの協力は利用者にとって良いことで、歓迎できる」と話した。

【神奈川新聞】


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