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住民「危険感じてた」横須賀ハイランドで再び崩落事故

社会 神奈川新聞  2014年06月08日 00:23

崖が崩落し、流出した土砂に埋もれる車両=7日午前5時半、横須賀市ハイランド1丁目
崖が崩落し、流出した土砂に埋もれる車両=7日午前5時半、横須賀市ハイランド1丁目

大雨の影響で7日未明、横須賀市ハイランド1丁目の市道脇の斜面が崩れた事故で、土砂は市道を越えて向かいの駐車場まで押し寄せた。けが人はいなかったが、現場は昨年10月の台風26号の接近時にも崩落した場所だった。応急処置しか行われておらず、周辺住民は「またいつか崩れるのでは、と不安だった」と話した。

現場となったのは京急線京急久里浜駅から南西に約1・5キロの地点。土砂は幅員約8メートルの市道をふさぐ形で長さ約20メートルにわたり流出し、電柱1本も倒れた。横須賀市によると、流出した土砂は約600立方メートルに上るという。

市道は斜面地前の約200メートルが通行止めとなり、すぐそばを通る国道134号でも発生から約5時間半にわたって一部区間が通行止めとなった。

「ドカーンという雷が落ちたときのような音がした」と振り返るのは、数十メートル離れた場所で模型店を営む同市ハイランド5丁目の男性(83)。近くに住む女性は「ドスンという衝撃とともに、家が一瞬、揺れた。怖かった」と印象を語った。

横須賀市によると、昨年10月16日にも台風26号の影響で同一箇所で土砂が崩落。市は土地所有者2人に安全対策を講じるよう求める一方、ブルーシートで覆い、斜面に高さ1・5メートル、幅10メートルの防護柵を設置する応急策を講じたが、今回の崩落は防げなかった。周辺住民からは「また起きるのではと危険を感じていた」との声が上がった。

事故を受け、市は新たな応急策に着手。今月中旬を目標に、市道中央部に高さ約3~4メートル、幅約30メートルほどの仮設の防護柵を設置し、2車線のうち1車線の通行を確保するという。完了するまで、市道は通行止めとなる。

市開発指導課は「また崩落しないよう、所有者に速やかな対応を求めたい」と話している。

【神奈川新聞】


高さ約35メートル、幅約20メートルにわたりくずれた崖=7日午前5時35分、横須賀市ハイランド1丁目
高さ約35メートル、幅約20メートルにわたりくずれた崖=7日午前5時35分、横須賀市ハイランド1丁目

土砂崩れの影響で土砂をかぶる乗用車=7日午前5時38分、横須賀市ハイランド1丁目
土砂崩れの影響で土砂をかぶる乗用車=7日午前5時38分、横須賀市ハイランド1丁目

市道をふさいだ土砂。撤去作業が行われた=7日午前5時46分、横須賀市ハイランド1丁目
市道をふさいだ土砂。撤去作業が行われた=7日午前5時46分、横須賀市ハイランド1丁目

土砂と一緒に崩れ落ちたコンクリート擁壁を解体する作業に取り組む関係者=7日午前7時29分、横須賀市ハイランド1丁目
土砂と一緒に崩れ落ちたコンクリート擁壁を解体する作業に取り組む関係者=7日午前7時29分、横須賀市ハイランド1丁目

流出した土砂でふさがれた市道=7日午前8時52分、横須賀市ハイランド1丁目
流出した土砂でふさがれた市道=7日午前8時52分、横須賀市ハイランド1丁目

流出した土砂で倒された電柱=7日午前8時56分、横須賀市ハイランド1丁目
流出した土砂で倒された電柱=7日午前8時56分、横須賀市ハイランド1丁目

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