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児童教育を地域で支援 川崎市が7月にも「寺子屋」事業スタート

社会 神奈川新聞  2014年06月06日 09:50

モデル校選定などを了承した運営推進会議の初会合=4日夜、中原市民館
モデル校選定などを了承した運営推進会議の初会合=4日夜、中原市民館

子どもの教育を地域ぐるみで支援しようと、川崎市が本年度に開講させる「地域の寺子屋」事業の概要が明らかになった。放課後の学習支援と週末の体験活動を2本柱とし、モデル校の市内8小学校と七つの実施団体を選定。各校のニーズ調査や寺子屋講師の研修などを経て、早ければ7月にもスタートさせたい意向だ。

放課後学習の習慣づくりを目指す学習支援事業は、平日の週1回を予定。図書室や図工室などで「寺子屋先生」と一緒に宿題などに取り組む。地域の企業人や研究者、アスリートらを講師に招く「体験活動・多世代交流」事業は月1回の土曜、市民館など外部施設の活用も視野に入れる。

事業初年度のモデル校として、川崎区は同じ中学校区にある大島小、渡田小の2校とし、残り6区は各1校ずつ選んだ。事業を委託する団体には、地域教育会議や総合型地域スポーツクラブ、NPO法人のほか、PTAのOBらでつくる実行委員会型も。多様な運営パターンを試して課題を探り、来年度以降の拡充につなげていく。

市教育委員会は今月中に、モデル校の保護者へアンケートを実施。学年別の希望者数やニーズに沿って学習プログラムを作成する。夏休み期間中に体験活動を先行実施し、学習支援は9月開始を目指す。

同事業は昨秋就任した福田紀彦市長が公約で掲げ、本年度予算に666万円を計上。このうち3分の1は国庫補助を活用する。4日夜に中原区内で運営推進会議の初会合が開かれ、委員からは「学力向上が目的化してはいけない」「各地域の既存事業と重ならないよう配慮を」といった意見が出た。

各区のモデル校は次の通り(カッコ内は実施団体)。

▽川崎 大島小、渡田小(臨港中学校区地域教育会議)▽幸 日吉小(PTAのOB、生涯学習財団)▽中原 中原小(かわさきスポーツドリーマーズ)▽高津 久本小(高津総合型スポーツクラブSELF)▽宮前 富士見台小(宮前平中学校区地域教育会議など)▽多摩 中野島小(かわさき創造プロジェクト)▽麻生 西生田小(教育活動総合サポートセンター、PTAのOB)

【神奈川新聞】


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