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昔話の魅力知って 湯河原でドイツ文学者の小澤さん講演

神奈川新聞  2014年06月06日 03:00

実際に昔話を語るなど、軽妙な語り口で講演する小澤俊夫さん=湯河原町立図書館
実際に昔話を語るなど、軽妙な語り口で講演する小澤俊夫さん=湯河原町立図書館

昔話が持つ法則や、そこに込められた思いについて語る講演会「昔話って何?」が5日、湯河原町土肥の町立図書館で開かれた。ドイツ文学者で筑波大学名誉教授の小澤俊夫さんが講師を務め、その特徴や子どもと本の接し方などについて語った。

小澤さんはドイツの昔話研究が専門で、世界的に有名な指揮者の小澤征爾さんは弟。この日は約90人の参加者を前に、軽妙な語り口で講演した。

宮城県に伝わる昔話「馬方とやまんば」を実際に語った小澤さん。次いで「白雪姫」や「浦島太郎」など国内外の昔話に言及しながら、「昔話は写実的には語らない」「昔話は3回の繰り返しを同じ言葉で語る」といった法則性を紹介した。

悪知恵で長者の家の婿になった「三年寝太郎」には、「強く生きろとのメッセージが込められている」などと指摘。「昔話は子育ての中から出てきたもので、子育てのヒントがたくさんある。どうぞ、昔話に関心を持ってください」と語り掛けていた。

読み聞かせのボランティア活動などに取り組んでいる同町の女性(69)は、「『寝太郎もいつかは起きる』という話が示唆深かった。現実には簡単ではないが、子どもと接するのにも焦ってはいけないということだと感じた」と話していた。

【神奈川新聞】


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