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二酸化炭素ゼロの学びやに 新川崎地区の新設小学校

社会 神奈川新聞  2014年05月29日 03:00

川崎市教育委員会は、新川崎・鹿島田地区に2018年度にも開校予定の新設小学校(幸区新小倉)について、施設内の「ゼロエネルギー化」を目指した学校づくりを進めている。省エネ対策を徹底して電力消費量を従来の半分程度に抑え、残りを校内の太陽光発電で賄う試み。公共施設の二酸化炭素(CO2)排出量ゼロに向けた先進的な取り組みとして、注目を集めそうだ。

基本計画によると、新設校は1学年4クラスとし、建築規模は延べ床面積約1万2千平方メートル。年間のエネルギー消費量を約530メガジュールと見積もり、省エネによる半減を目指すには冷暖房や換気設備の消費量を約5割、照明を約7割程度減らす必要があると試算した。

その上で、外壁や床下など建物全体を高断熱化し、窓ガラスを二重にするなど設計段階から環境に配慮。屋上などに約1500平方メートルのソーラーパネルを整備し、最大発電量290キロワット分のクリーンエネルギーで賄えると見込む。市内では西丸子小(中原区小杉陣屋町)に最大発電量100キロワットの太陽光発電施設がある。

新校整備に向けて、民間のコンサルティング会社とも連携して取り組み、文部科学省の本年度の「スーパーエコスクール実証事業」にも選定された。市教委教育環境整備推進室は「子どもの環境教育や地域に向けた省エネの普及啓発につながれば」としている。

新川崎地区では大規模マンションの整備などで人口流入が進み、同市は12年に小学校新設を発表。基本計画では、本年度から2年間で基本・実施設計を行い、16年度の着工を見込む。周辺の児童数増加などをにらみ、早ければ18年度にも開校予定だ。

【神奈川新聞】


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