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地域盛り上げマッスル プロレスラー田村さんが藤波選手と新百合ケ丘駅前で凱旋試合

神奈川新聞  2014年05月28日 03:00

“レジェンド”藤波選手との試合に向け、意気込みを語る田村選手=川崎市麻
“レジェンド”藤波選手との試合に向け、意気込みを語る田村選手=川崎市麻

プロレスの熱気で地域を元気に-。川崎市出身・在住のプロレスラー、田村和宏選手(34)が6月、地元でビッグマッチに挑む。相手は、60歳の今もリングに立ち続ける“レジェンド”藤波辰爾選手。「誰もが知っている名選手の妙技で、プロレスを身近に感じてほしい」。昨年デビュー10周年を迎えた格闘家は、死闘の先に地域で果たすべき役割を見据えている。

予想を大幅に上回る観衆が集まり、絶叫の渦が巻き起こった。昨年9月、小田急線新百合ケ丘駅前の「新百合トウェンティワンホール」(同市麻生区)。デビュー10周年を記念した初の凱旋(がいせん)試合は、新たな気付きの連続だった。

「『初めてプロレスを見て、とてもおもしろかった』と言ってもらえた。うれしかった」。迫力の試合を生で観戦する醍醐味(だいごみ)が伝わったと実感し、「もっとプロレスを知ってほしい」との思いが強くなった。

誰もが知る選手と対決すれば、さらにヒートアップするはず-と、藤波選手に出場をオファー。プロレスで地域を盛り上げたいとの思いを伝え、快諾してくれたという。

多摩区出身。身長160センチ、体重70キロと小柄だが、運動神経の良さが持ち味。中学時代、打ちのめされ、血だらけになりながらも立ち向かうレスラーの姿に、テレビの前でくぎ付けになった。「自分もいつかは」-。そんな夢を抱いていたが、体格を引け目に感じ選手への道は諦めていた。

短大卒業後は会社員になったものの、単調な毎日を変えようと格闘技ジムの門をたたいたところ、「また目覚めてしまった」。厳しい練習を重ね2003年9月にデビュー、昨年1月にプロレス団体「プロレスリングHEAT-UP」を旗揚げした。

今は麻生区内で初心者向けの格闘技教室も主宰し、乳児院で暮らす子どもたちのために、グッズ売り上げの一部を寄付する活動なども行う。6月の試合も地域貢献の一環として、収益の一部を地域の障害者福祉事業所に寄付する予定だ。

昨年の凱旋試合以降、団体の認知度も高まり、地域とのつながりも深まったと実感する。ポスターを貼ってくれる店も増え、試合を見て入団した選手もいる。

「藤波選手は自分が生まれる前から活躍している名選手。『これぞプロレス』という熱い試合で、地元を盛り上げたい」

6月18日午後7時、昨年と同じホールにゴングが響く。試合観戦の問い合わせは同団体電話080(7019)0201。

【神奈川新聞】


昨年9月の凱旋試合で死闘を繰り広げた田村和宏選手(右)=川崎市麻生区の新百合トウェンティワンホール
昨年9月の凱旋試合で死闘を繰り広げた田村和宏選手(右)=川崎市麻生区の新百合トウェンティワンホール

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