1. ホーム
  2. カルチャー
  3. 今年もまた来たね 横須賀のクリーニング店にツバメ

今年もまた来たね 横須賀のクリーニング店にツバメ

カルチャー 神奈川新聞  2014年05月24日 03:00

ひなにえさを与える親ツバメ=深谷クリーニング
ひなにえさを与える親ツバメ=深谷クリーニング

横須賀市の「深谷クリーニング」の店内で、今年もツバメが巣を作り子育てに励んでいる。3羽のひなが声をそろえて餌を待っている。

昨年初めて、営業中は自動ドアを開けっ放しにしている同店にツバメが舞い込んできた。天井隅の自動ドアの人感センサー上に小枝などで巣を作った。昨年は2羽のひながかえり、無事に巣立っていった。

今年4月上旬、再びツバメが現れた。「昨年のツバメの子どもに違いない」と話す女性店主(72)は「子どもが帰ってきてくれたような気持ち」と喜んだ。

昨年の親鳥は、シャッターを閉めている夜間は外で過ごしていたが、今年は親子ともども夜も店内に居続ける。2階の住居スペースも飛び回るものの、ひなのふんは器用にくちばしでつまんで店外へと運び出す。女性店主は「家主に気を使ってくれているんだろうな」と笑う。

巣立った後の昨年夏、大雨の日に4羽のツバメが現れた。「そうしたら店の中に入ってきて、親鳥が子どもに『ここなら大丈夫』と言っているみたいだった」

朝から晩まで餌を探す親鳥を眺めながら、女性店主は「人間の親は自分の子どもに暴力を振るうこともあるが、ツバメは子育てに一生懸命。学ぶものは多い」と目を細めていた。

【神奈川新聞】


シェアする