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54年ぶり11月初雪 横浜

社会 神奈川新聞  2016年11月25日 02:00

 


色づいたイチョウと雪が競演=24日午前9時21分、横浜市中区の横浜公園
色づいたイチョウと雪が競演=24日午前9時21分、横浜市中区の横浜公園

 強い寒気と低気圧の影響で24日、県内各地は雪となり、54年ぶりに11月の初雪となった横浜では、雪化粧した街並みが街路樹の紅葉とコントラストを描いた。東京都心でも54年ぶりに11月に雪が降り、1875(明治8)年の統計開始以降初の積雪も観測された。

 横浜の初雪は、平年(1月7日)より44日早く、昨冬(1月12日)より49日早かった。

 県内は24日午前に雪が強くなり、転倒による負傷者が相次いだほか、交通機関も乱れた。横浜地方気象台によると、相模原市中央区で1センチの積雪があったが、横浜の観測地点である同気象台(横浜市中区山手町)では積雪が確認されなかった。

 冷え込みも厳しく、横浜では午前11時過ぎの1・2度が日中の最低気温。県内の他地域でも今季最低を記録し、最低気温が0・5度だった三浦と0・8度の辻堂では、11月の観測史上最低を更新した。



 気象庁によると、東京都心の初雪は平年より40日早く、昨冬より49日早い。首都圏では、水戸、宇都宮、前橋、埼玉県熊谷、甲府の各市も平年に比べて20~40日程度早く初雪が降った。山梨県富士吉田市では親が除雪作業中に1歳女児が水路に落ちて流され、心肺停止となった。

17人けが、交通乱れ


 季節外れの雪で県内は24日、転倒による負傷者が各地で相次ぎ、神奈川新聞社の午後5時現在の集計では30~80代の男女計17人が重軽傷を負った。県西部を中心に道路の通行止めや鉄道のダイヤの乱れもあり、影響が広がった。


足元の安全を確保するため、雪かきする姿も見られた =24日午前8時55分、小田急線海老名駅
足元の安全を確保するため、雪かきする姿も見られた =24日午前8時55分、小田急線海老名駅

 県や消防などによると、負傷者は横浜市で4人、藤沢、茅ケ崎両市は各3人、相模原市と葉山町が各2人、海老名、南足柄両市と大井町が1人ずつ。海老名市内では歩行中に転倒した男性(78)が足を骨折、茅ケ崎市内では男性(65)がアパートの階段を下りる際に滑り、右腕の骨を折った。負傷者の8割近くが60代以上だった。

 箱根町の箱根新道ではトラックなどの事故が起き、約4時間にわたり全線が通行止めとなった。

 箱根ロープウェイは終日運休し、箱根登山鉄道は大平台-宮ノ下間の倒木の影響で7時間近く運転を見合わせた。小田急電鉄も全線でダイヤが乱れ、特急ロマンスカーの一部が運休した。

 横浜地方気象台は23日夜に相模原、秦野両市や箱根町など山沿いの10市町村に大雪注意報を発表し、警戒を呼び掛けた。


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