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踏切の安全対策強化 立体化や新システム 14年度整備投資計画を県内鉄道各社が公表

社会 神奈川新聞  2014年05月21日 03:00

京急が進める大師線地下化の第1期工事(同社提供)
京急が進める大師線地下化の第1期工事(同社提供)

県内を走行する鉄道事業者各社の2014年度の設備投資計画が20日までに出そろった。県内では昨年、踏切事故が相次いだが、立体交差化して踏切自体を廃止したり、異常時に電車を緊急停止させるシステムを導入したりするなど、各社とも踏切の安全対策に力を入れる。

JR東日本、小田急電鉄、京浜急行電鉄、東京急行電鉄、相鉄グループ各社はそれぞれ、4月30日から5月16日までに14年度の設備投資計画を公表した。

JR東日本の14年度の設備投資額(単体)は前年度実績比440億円増の4550億円を計画。うち踏切事故対策には49億円を投じる。JR東日本管内の1都16県で、非常停止ボタンや障害物検知装置(12カ所)などを新設するほか、立体交差化の工事を進める。非常停止ボタンは10年間で千カ所程度を見込む。

小田急は4月末、小田原線新百合ケ丘-小田原間(61キロ)で、非常停止ボタンやセンサーで踏切内の異常を確認した場合、自動的に電車が止まる新システムを導入。既に江ノ島線で導入されており、県内と都内の230カ所の踏切のうち9割(206カ所)がこのシステムで稼働している。

京急は00年から、京急蒲田駅付近連続立体交差化工事に着手。12年に本線平和島-六郷土手間と空港線京急蒲田-大鳥居間の計6キロの高架化が完了し、28カ所の踏切を廃止した。14年度は引き続き駅舎の工事などを行うともに、大師線地下化第1期工事は東門前-小島新田間(980メートル)の工事を行う。

県内と都内で181カ所の踏切がある東急は14年度から、障害物検知装置を、従来品より歩行者や車いす利用者を検知しやすい3D式に順次、切り替える。また非常停止ボタンや監視カメラを新設・増設する。

相鉄は64億円の鉄道事業のうち、31億円を安全・安定輸送の確保につぎ込む。02年度から着手する本線の星川駅や天王町駅を含む1・8キロの立体交差事業を推進するとともに、監視カメラを2カ所に新設。また障害物検知装置を順次、更新する。

【神奈川新聞】


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