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外国人の視点を観光に 三浦半島で検証

カルチャー 神奈川新聞  2016年11月23日 10:09

携帯電話のアプリなどを使って移動ルートを調べる外国人モニターら=三浦市三崎
携帯電話のアプリなどを使って移動ルートを調べる外国人モニターら=三浦市三崎

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、外国人観光客の視点で利便性を検証する取り組みが三浦半島で行われた。日本観光振興協会が主体となり、東京近郊の観光地へのアクセス手段や施設の問題点を点検する調査の第1弾。外国人がモニターとなり、電車やバスを使って観光スポットを巡った。障害者による調査も実施する予定だ。

 外国人モニターによる調査は20、21の両日、横須賀、三浦の両市内などで実施。在日期間の短い中国、台湾、韓国、ドイツ出身の学生4人が参加した。

 一行は京浜急行線羽田空港国際線ターミナル駅を出発し、横須賀中央駅や三崎口駅などで下車。横須賀美術館や京急油壺マリンパーク、三浦市三崎水産物地方卸売市場などを訪問した。ネイビーバーガーなどのご当地グルメを味わい、ミカン狩りも体験した。

 同行した同協会の担当者らが参加者にヒアリングを行い、「切符にも英語の説明がほしい」「体験イベントは楽しいので英語で対応してもらえるともっと多くの人が来る」などの声が上がった。

 移動ルートを調べる際は、携帯電話のアプリなども活用。京急線横須賀中央駅とJR横須賀駅を混同し、横浜駅で京急線からJRに乗り換えそうになる一幕も。ドイツ出身の留学生セリナ・アウアさん(19)は「駅構内や車内のアナウンスは日本語だけのところもあり、目的地に到着できるか不安だった。飲食店では自分のようなベジタリアン向けのメニューもほしい」と指摘した。

 27日には、視覚障害者らをモニターとしたバリアフリー調査が行われる。同協会は調査結果を自治体や事業者に本年度中に報告する予定で、観光施策の参考にしてもらう。同協会は「来年度以降、首都圏を中心に他の観光地にも調査を広げていきたい」としている。


市場でマグロの入札風景などを見学する外国人モニターら=三浦市三崎
市場でマグロの入札風景などを見学する外国人モニターら=三浦市三崎

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