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再開発盛り上げよう、関東学院と横浜市大生が地域連携

経済 神奈川新聞  2014年05月01日 03:00

和やかな雰囲気でイベントなどについて話し合う「HAKKEY+」の学生たち=横浜市金沢区の活動拠点「さわさわ」
和やかな雰囲気でイベントなどについて話し合う「HAKKEY+」の学生たち=横浜市金沢区の活動拠点「さわさわ」

横浜市金沢区の大学に通う学生が地域の街づくりに参加し、さまざまなイベントなどを企画している。関東学院大と横浜市立大の合同ボランティア団体「HAKKEY+(ハッキー)」の活動は5年以上続き、地域の盛り上げ役として着実に根付きつつある。

両大学が近距離にある京急線金沢八景駅は、朝夕は学生らでごった返す。周辺は現在、再開発の真っただ中だ。2016年度には同駅と、シーサイドライン金沢八景駅がペデストリアンデッキ(約300メートル)で結ばれる予定だ。核となる新たな駅ビルも建てられる。

こうした再開発構想がある中、両大学と、駅周辺の商店街組合「金沢八景共栄会」、「横濱金澤シティガイド協会」、金沢区は09年10月、地域活性化を目的に「マイタウン金沢八景プロジェクト」を開始。学生と地域住民が一体となり、駅近くの空き店舗を拠点にした事務所「さわさわ」を立ち上げた。

プロジェクトに参加している「HAKKEY+」は毎年、金沢八景祭りや琵琶島神社で行われる瀬戸秋月祭などでイベントを企画。大学のバンド演奏やダンスパフォーマンスのサークルなどを呼び、地域の祭りを盛り立てている。

12年には地元和菓子店が販売する菓子袋のデザイン制作を任され、現在は商店会が公募したゆるキャラマスコットの選定にも携わる。大人の力を借りながら多様な催しに挑戦する。

現在約20人のメンバーの代表を務める関東学院大建築学科4年の佐瀬文章さん(21)は、「八景の駅前は揚げ物屋や昔ながらのパン屋があったり、昭和の雰囲気を保っていたのが魅力だった。再開発後はどうなるかは想像つかないけれど、その中で魅力を探していくのが自分たちの役割だと思う」と話す。

月2回ほど、「さわさわ」に集まり、イベント内容などを練る。周辺飲食店などの情報を小冊子で紹介する「ポスト班」や、街を探索する「調査班」など学生それぞれに役割がある。

市大の国際総合科学部3年の岡庭彩さん(20)は、「イベントで何が必要かを逆算して計画したり、大人とも関わるのでコミュニケーション力が身に付く」と言う。経験は卒業後に社会に出て生かせると感じている。

駅が直結することで地域住民や観光客の利便性は増す。しかし、従来のように周辺の飲食店などに足を止めてくれるかは未知数だ。佐瀬さんは「この街には大学が二つある。八景の良さを大切にしながら、自分たちの姿を見せていけたら」。岡庭さんも「大学で研究したことを少しでも地域に返していきたい」と意気込んでいる。

【神奈川新聞】


昨年9月の金沢八景祭りで開いたワークショップ(HAKKEY+提供)
昨年9月の金沢八景祭りで開いたワークショップ(HAKKEY+提供)

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