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三浦按針の功績たどる、横須賀でゆかりの寺宝公開

カルチャー 神奈川新聞  2014年04月27日 03:30

按針が持ち歩いていたとされる観音菩薩立像などに見入る人たち=浄土寺
按針が持ち歩いていたとされる観音菩薩立像などに見入る人たち=浄土寺

徳川家康の外交顧問を務め、日本の国際貿易の礎を築いた英国人ウィリアム・アダムズ(日本名・三浦按針)の生涯をたどる講演会が26日、按針ゆかりの横須賀市・逸見地区で行われ、約200人が参加した。菩提(ぼだい)寺の浄土寺(同市西逸見町)が所蔵する按針ゆかりの寺宝の特別公開も行われた。

講師は浄土寺住職の逸見道郎さん。功績やドラマ性と比較して按針の存在が知られていない原因について、江戸幕府による鎖国令や戦前戦中の「鬼畜米英」といった敵視政策を例示。さらには、学徒動員で出征して英国軍の捕虜となり、「英国が大嫌いだった」という自身の父のことも紹介した。

続けて、按針が極東に向けて出発した当時の時代背景や過酷な航海、日本へ到着した後に家康と信頼を深めていく様などを解説。江戸屋敷があった江戸按針町(現日本橋室町)から、按針の死後220年も経過した際の法要時に贈られてきた「打敷」(仏具の敷物)に触れ、日本橋への貢献度の高さを説明した。

講演後は浄土寺で、徳川家から贈られたとみられる打敷、按針が持ち歩いていたといわれる観音菩薩(ぼさつ)立像、按針が東南アジアから持ち帰ったという南伝仏教の経文が記された樹皮「唄多羅葉(ばいたらよう)」などの寺宝が特別に公開された。

横浜市戸塚区から来た女性は「江戸初期からの流れが、時空を超えてずっと伝わっていると感じた。横須賀の人のエネルギーも感じた。天気も空気も良く、緑もきれいで、逸見に来ることができてよかった」と話していた。

主催は神奈川新聞社。横須賀市、同市教委、浄土寺が後援した。

【神奈川新聞】


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