1. ホーム
  2. 経済
  3. 消費税引き上げから2週間 「食」手堅く高額品は苦戦

消費税引き上げから2週間 「食」手堅く高額品は苦戦

経済 神奈川新聞  2014年04月15日 09:00

増税後も食料品は堅調な動きを見せているという=横浜市西区のそごう横浜店
増税後も食料品は堅調な動きを見せているという=横浜市西区のそごう横浜店

消費税率引き上げから15日で2週間。百貨店業界では、高額品や化粧品、家具などで駆け込み需要の反動減があるものの、「食」を中心に、堅調な動きを見せている。個人消費が本格的な回復に向かうかどうかの一つの指標とされるのが大型連休だが、横浜市内のホテルでは、昨年同時期を上回るペースで宿泊の予約が入っているところも。ただ、先行きについては今後の経済情勢に大きく左右されるため、各社は情勢を注視している。

「好不調の差がはっきりと出た」。そごう横浜店(横浜市西区)の佐藤秀也副店長はこの2週間をそう総括する。サングラスが前年同時期比約50%増、婦人帽子が約20%増。今年の流行とされる白のローファー靴も売れているという。「夏を先取りした商品の動きが早い」(佐藤副店長)

増税後も底堅さを見せているのが食料品だ。物産展などのイベント効果もあり、生鮮食品や洋・中華総菜、洋菓子はいずれも3~4%増。レストラン街も連日活況で、14日は平日にもかかわらず行列のできる店もあった。

一方で宝飾品や美術品などの高額品は大きく低迷する。ほとんどの海外ブランドも大苦戦し、4月前半の店全体の売上高は10~15%ほど減。「4、5月の落ち込みは仕方ない。6月ごろには回復に向かってほしい」

京急百貨店(同市港南区)でも家具や化粧品が約30%減。衣料品も、単価の高いブランドやフォーマル服が苦戦している。これに対し食料品は前年並みと、やはり堅調だ。24日には地下食料品フロアの一部が改装オープン、集客効果に期待を寄せる。

店全体の4月の売上高はこれまでのところ前年を7%ほど下回る。ただ、1週目よりも2週目のほうが減少幅が縮小しているといい、「これから回復に向かうはず。手応えとしては、決して悪くない」と強調する。

今後の消費動向を占う上で、一つの指標とされているのが大型連休。「ふたを開けてみるまでは」と不安の声も上がっていたホテル業界からは「現時点で8~9割の客室が埋まっている。昨年同時期よりも1割ほど多く、早いペースで埋まっている」(同市西区の横浜ベイホテル東急)、「既に90%超の客室稼働率の日もある。連休中はほぼ満室の見込み」(同区の横浜ロイヤルパークホテル)との声が聞かれる。

横浜中華街のローズホテル横浜(同市中区)は、4月に入ってからのレストランの売り上げや、中華街の客足自体は落ちていないとした上で「大型連休の宿泊もおおむね好調に推移しそう」と話している。

【神奈川新聞】


シェアする