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自然保護の業績しのぶ、箱根でケンペル・バーニー祭

神奈川新聞  2014年04月13日 03:00

ケンペル・バーニー祭で石碑について解説する田代さん(左)=箱根町元箱根
ケンペル・バーニー祭で石碑について解説する田代さん(左)=箱根町元箱根

箱根の美しい自然を世界に紹介したドイツ人医師で博物学者のエンゲルベルト・ケンペルと、その業績を伝え箱根の自然保護を訴える碑を残した英国人貿易商シリル・モンタギュー・バーニーをしのぶ第28回ケンペル・バーニー祭が12日、箱根町元箱根の旧東海道脇のケンペル・バーニー碑前で行われ、約100人が参加した。「ケンペル・バーニーを讃(たた)える会」(川崎英憲会長)主催。

ケンペルは1690年、オランダ商館の医師として来日し、将軍との面会に向かう使節団の随行として長崎から箱根を越え、後に道中の見聞を「日本誌」にまとめた。箱根にほれ込み別荘を構えたバーニーは、1922(大正11)年に「謙譲、勤勉、敦厚」とたたえた「日本誌」の序文を引用し、後世に日本をさらに美しく伝えるよう訴える石碑を別荘の敷地内に建てた。祭りは2人を顕彰するため毎年開催されている。

爽やかな晴天となったこの日の式典には山口昇士町長らのほか、子どもたちも参加。同会理事の田代道彌さん(79)が、75年に英国のエリザベス女王が来日した際、宮中でこの序文を引用したことなどを含め石碑について解説。

続いて地元の恵明学園小学校5年の小堤美羽さん(10)が、「箱根の自然は私たちに元気を与えてくれる」として大切に守る決意を新たにする作文を読み上げ、地元小中学生でつくる「マーチングバンド箱根21」の伴奏で、全員が「箱根八里」を歌った。

【神奈川新聞】


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