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神奈川県立近代美術館葉山で宮崎進さん個展 絵画・彫刻に命へ寄せる思い

カルチャー 神奈川新聞  2014年04月06日 03:00

独創的な作品が並ぶ「立ちのぼる生命 宮崎進展」=葉山町の県立近代美術館葉山
独創的な作品が並ぶ「立ちのぼる生命 宮崎進展」=葉山町の県立近代美術館葉山

シベリアでの抑留経験などを主題に、作品に取り組んできた鎌倉市在住の画家・彫刻家の宮崎進さん(92)の個展「立ちのぼる生命(いのち)」が5日、県立近代美術館葉山(葉山町)で始まった。絵画や彫刻、資料など約150点が並び、命に寄せる画家の思いがあふれている。神奈川新聞社などの主催。

宮崎さんは山口県生まれ。20歳で日本美術学校を繰り上げ卒業して出征し、敗戦後の1949年まで抑留生活を送った。収容所では肖像画を描くなど、美術に関するさまざまな仕事をこなしたという。

当時、カンバス代わりに使った麻袋を画面に塗り込めるように貼り付けた作品「泥土」や、アトリエから初めて出された大型立体作品「立ちのぼる生命」など、集大成となる創作を展示。作品の根底には、過酷な体験から見つめ直した人間の生命への強い思いが流れているという。同館の籾山昌夫学芸員は「命とは何かを、展覧会を通して感じ取ってほしい」と話す。

初日は、パーキンソン病で闘病中の宮崎さんも車椅子で会場を訪れた。学芸員らと構成などを何度も話し合ったといい「期待通りです」と満足そうだった。

6月29日まで。5月5日を除く月曜休館。一般900円、20歳未満・学生750円、65歳以上450円、高校生100円。問い合わせは同館電話046(875)2800。

【神奈川新聞】


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