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どうなる消費増税反動減、小売り各社集客に知恵

経済 神奈川新聞  2014年04月01日 13:00

消費税率が1日、5%から8%へ引き上げられた。3月末まで増税前の駆け込み需要で盛り上がりを見せた小売り各社などにとって、今後は反動減が予想され、いかにして落ち込みを食い止めるかが焦点となる。各社は新企画を用意したり、売り場を改装したりと、集客に知恵を絞っている。

そごう横浜店(横浜市西区)は1日から6日まで、「春の福袋」を販売する。正月恒例の福袋をこの時季に販売するのは初めて。婦人服、紳士服、雑貨など約6千個を用意する。また、4月中は「4月にしたい30のコト」と題した日替わりカレンダーを毎日、掲示。お薦め商品の情報を掲載しながら、客の消費を促したい考えだ。

横浜高島屋(同)は3月12~25日の間、5千円以上の買い物につき1枚進呈していた優待クーポン(千円分)の利用期間を4月の1カ月間としたほか、例年は3月中だった九州の物産展を4月開催とし、集客効果に期待を寄せる。

京急百貨店(横浜市港南区)は、4月中に地下の食品フロアなどを改装。「新たな店の魅力発信に努める」としている。

増税を見据え、昨年から対策を進めてきたのは宝飾品の小売専門店チェーン・ベリテ(同市神奈川区)。増税後も購買意欲が衰えないと予想される富裕層の開拓に努め、誕生日に合わせてダイレクトメールを送るなど来店の動機づけを行ってきた。

「この1年で(年間100万円以上購入する)優良顧客は400人増えた」。平野和良社長CEOは、手応えをつかむ。

あえて価格を下げたり、据え置いたりすることで、集客につなげる戦略をとる企業も。コロワイド(同市西区)グループの「居酒屋NIJYU-MARU(にじゅうまる)」は新メニューの提供を開始。関東地方では9日から、従来480円だった生ビールの中ジョッキを460円にし、サワーも60~70円下げる(いずれも税別)。「客層の中心である若者の増税による負担感を減らすのが狙い」と担当者は話す。

大塚家具(東京都江東区)は1日から、横浜みなとみらいショールーム(横浜市西区)をはじめ全国15店舗で「価格すえおきキャンペーン」を展開。5月25日の注文分までは、ソファや羽毛布団などの対象商品を、3月末の税込み店頭価格と同じ価格で販売する。

【神奈川新聞】


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