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逗子市議選みんな2人落選 失速の行方を他党注視

政治行政 神奈川新聞  2014年03月25日 09:49

23日に投開票された逗子市議選で、みんなの党が苦戦を強いられた結果に波紋が広がっている。「党の顔」である浅尾慶一郎幹事長(衆院4区)のお膝元ながら、擁立した3人のうち新人2人が落選。前回選挙では公認候補2人がともに2千票を超え1、2位で当選を果たしただけに、浅尾氏自身「票の掘り起こしが十分でなかった」と悔やむ。他党も来春の統一地方選を見据え、みんなの党の失速の行方を注視している。

「みんなの党で(候補者が)出ていることが浸透しきらなかったのではないか」。投開票から一夜明けた24日、4年前とは一変した選挙結果を浅尾氏はこう分析した。

選挙期間中、みんなの党は3候補にそれぞれ国会議員を当て、地方議員も連日投入するなど手厚い布陣で臨んだ。しかし「(国会議員ら)外から来た人はあくまで盛り上げ役。実際に動くのは浅尾氏の後援会だが、十分機能しなかったのでは」(党関係者)との指摘もある。

その理由の一つが、前回は公認候補として当選した現職2人が今回は、同党を離れて出馬したからだ。浅尾氏は、再選を果たした2人に一定の票が流れたとも指摘した上で、「(新人分の)票の掘り起こしが相当必要だったが、十分にしきれていなかった」と振り返った。

さらに国政での党分裂も少なからず響いたようだ。再選2人のうち1人は、昨年12月にみんなの党とたもとを分かった結いの党が推薦した。県内初陣で1議席を確保した結いの党の青柳陽一郎氏(衆院比例南関東)は「月末の県連設立を前に好スタートが切れた」と受け止める。かつてみんなの党公認として上位当選した現職の知名度が優位に働いたとも感じている。

「今はどの党にも風は吹いていない。見える票をしっかり固めないといけないというのが今回の教訓。もっと地元で活動する必要がある」。みんなの党県総支部代表の中西健治氏(参院神奈川選挙区)は党基盤をより強固にする重要性を口にした。

盤石とみられていたみんなの党の地盤の“ほころび”に、他党は来春の統一地方選を意識し始めた。

例えば自民党。今回の市議選では公認3候補が当選した。自民党県議の秘書を務める無所属候補を含めると4議席を獲得したことになる。

前回統一地方選の県議選では、逗子市・三浦郡選挙区は民主党県議団に所属する現職に無投票当選を許している。今回の結果を踏まえ、自民党県連の竹内英明幹事長はこう話し、意欲をのぞかせた。「県議選への擁立を検討していく」

【神奈川新聞】


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