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国際交流基金地球市民賞、横浜の2団体が受賞

神奈川新聞  2014年03月13日 15:00

受賞した「MICかながわ」の松野勝民理事長(左から2番目)とBankART1929の池田修代表(同3番目)=横浜市役所
受賞した「MICかながわ」の松野勝民理事長(左から2番目)とBankART1929の池田修代表(同3番目)=横浜市役所

横浜市内を活動拠点とする二つのNPO法人が、全国の国際交流の担い手を支援する国際交流基金地球市民賞を受賞した。県内で広く医療通訳活動を行う「多言語社会リソースかながわ(MICかながわ)」と、アートを通じた国際文化交流を担っている「BankART1929」が、過去最高の136件の推薦、応募の中から選ばれた。

同賞は1985年に創設され、優れた国際文化活動に取り組む非営利団体を顕彰。今回で29回目を迎え、これまでに88の団体・個人が受賞している。横浜市内の2団体のほかに、本年度は北海道壮瞥町のNPO法人「雪合戦インターナショナル」が受賞した。

MICかながわは2002年の設立。全国に先駆けて医療通訳派遣のコーディネートや組織化に取り組んできた。当初は5言語、6医療機関で始まったが、現在は11言語、60の医療機関と連携している。通訳者の約4割は外国出身。派遣数は年間4千件になる。

今後日本が取り組むべき課題の一つを提示していることなどが評価された。松野勝民理事長は「在住外国人の高齢化もあり、在宅医療などの分野も充実させたい。賞に恥じない活動を続けていきたい」と受賞の感想を述べた。

04年設立の「BankART1929」は歴史的建造物を改修したアートセンターを運営。さまざまな催しや展示を行っている。世界的な舞踏家だった大野一雄のフェスティバルを開催するなど国内外のアートスペースとの中心軸としての機能も果たしている。

横浜市の文化芸術によるまちづくりとも連動し、日本のアートセンターの核としての活躍が期待できることなどが評価された。池田修代表は「『地球市民』という称号は気恥ずかしいが、地球外からの視点を与えてくれるわくわくする言葉。地球市民として何ができるか戸惑いながら、今後も活動を続けたい」と話した。

【神奈川新聞】


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