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ブラック企業見抜け、横浜で専門家がシンポジウム

社会 神奈川新聞  2014年02月23日 00:00

ブラック企業を見分けるポイントを説明した嶋崎弁護士(左)と今野代表=横浜市中区の横浜弁護士会館
ブラック企業を見分けるポイントを説明した嶋崎弁護士(左)と今野代表=横浜市中区の横浜弁護士会館

過酷な労働条件で若者を使い捨てる「ブラック企業」被害をテーマにしたシンポジウムが22日、横浜市中区の横浜弁護士会館で開かれた。若者の労働問題に取り組む支援団体や弁護士らが参加。会社側の違法行為を見抜き、被害に遭わないようにするポイントを伝えた。

残業代の未払いや嫌がらせなどで過酷な労働を強いるブラック企業について、NPO法人「POSSE」の今野晴貴代表は、「非正規を避けようとする労働者の足元を見ている」と批判。被害対策弁護団として活動する嶋崎量弁護士は「洗脳しやすく、体力がある若者は企業が使いつぶしやすい」と実態を説明した。

また、「ITなど急激に成長している産業に多い」とした上で、就職の際には離職率や労働契約の中身、会社側の説明に変遷がないかなどを確認するよう解説した。

被害に遭った当事者も、自らの体験を語った。都内のデザイン会社に勤めていた男性(35)は、残業続きの生活で胃がんを患った末、社長から「会社都合」での退職を打診された。しかし、退職後に確認すると、実際は雇用保険の給付が少なくなる「自己都合」になっていたという。

「POSSE」に相談した男性は、近く裁判所に労働審判を申し立てるといい、「苦しんでいる人も、自分の持っている権利を利用してほしい」と、声を上げる大切さを訴えた。

シンポジウムは横浜弁護士会と県精神保健福祉センターが共催。無料の法律相談も行われた。

【神奈川新聞】


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