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戸別収集より有料化先行、ごみ問題で住民に初提示/鎌倉市

政治行政 神奈川新聞  2014年02月04日 23:31

焼却施設1基の停止を控え、燃やすごみの減量を迫られている鎌倉市は、1日から4日にかけて計5回、市民向け説明会を開催した。家庭系ごみの収集方式として、これまでセットで導入を目指してきた戸別収集と有料化のうち有料化を先行させる方針を初めて提示。昨秋のパブリックコメント(市民意見募集)で比較的容認意見の多かった有料化をまずは導入する“現実路線”を選んだ。

大船、腰越、鎌倉、深沢、玉縄で行われた説明会。各会場はごみ問題に関心を寄せる市民で満席状態になった。

公表した新案は、(1)有料化を盛り込んだ条例改正案と予算案を2月議会に上程する(2)事業系ごみの処理手数料の引き上げも併せて盛り込む(3)戸別収集は先送りとし、市民意見の内容などを検証する-というもの。松尾崇市長は「市のごみの課題は危機的な状況にある。今後計画を進めていくためには皆さんの理解なくしてはできない」と頭を下げ、協力を求めた。

有料化と事業系ごみ手数料引き上げは、今年10月の実施を目指し、2月議会に条例改正案と予算案を上程すると説明した。生活保護受給者世帯などや、乳幼児・高齢者の紙おむつなどは有料化の減免対象にするという。一方、戸別収集については、導入時期なども未定とした。

有料化による手数料収入は、2014年度が10月から翌3月までの半年間で約1億8千万円を見込む。一方、経費は約1億4千万円と試算。差額は、将来的なごみ施策などに活用したり、新焼却施設の建設費に充てるための基金に繰り入れたりするという。

約1時間の質疑の時間では、参加者たちが次々と手を挙げた。「有料化の市民賛否を住民投票で問うべきではないか」「有料化されるなら、もっと丁寧に分別方法を広報すべき」「残念な結果に終わった世界遺産のときのような税金の無駄遣いはしないでほしい」「生ごみは焼却するのではなく自宅で土に埋めるなどして処理できる」などの意見が出された。

説明会では、昨年9月から同10月までに実施した市民意見募集の結果も併せて報告された。件数は141件。有料化には「ごみ減量の効果がある」など賛成意見が6割弱だったものの、戸別収集については約75%が「多額の経費が掛かる」など反対の立場だったという。

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