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次代につなぐ 横浜農業 episode06
地産地消への取り組みで地域の絆をさらに広げる!

神奈川新聞  2014年01月30日 00:00


 JA横浜の連載「次代につなぐ横浜農業」。次代を担う農業者とその取り組みをリポートし、橫浜のこれからの農業の姿を紹介するシリーズです。


一緒に「スーパー給食」を味わいながら野菜づくりの大変さ、地産地消の大切さを説明
一緒に「スーパー給食」を味わいながら野菜づくりの大変さ、地産地消の大切さを説明

地産地消を積極的にPR
 横浜市内で最も農地面積が広く、農業が盛んな泉区。野菜はもちろん、果樹や花、植木、畜産物まで、多彩な生産物を送り出しています。

 そのような環境の中、和泉地区の若手農家グループ・JA横浜青壮年部和泉支部は、部員相互の情報交換や営農協力、勉強会の開催など、若い世代の視点から農業の活性化に取り組んでいます。

 地産地消への取り組みにも積極的です。地元でとれる新鮮で安全な農畜産物を地域の人々にアピールしようとポスターを作成しているほか、地域のイベントにも参加し、野菜などの即売会を開いています。さらに地元のいずみ野小学校では30年以上にわたり、農家が講師となり児童に農作業を指導。また給食用の野菜や豚肉も長年供給しています。

 一昨年からは、当時PTA会長だった青壮年部副支部長の横山太一さんが呼び掛け、同校で毎年11月に「スーパー給食」を行っています。これは地元の農家や児童が収穫した野菜や肉などの食材を生かすメニューを、市内料理人等が中心となり地産地消に取り組む「濱の料理人」が考案し、調理するというもの。給食は生産者も一緒に味わうので児童との交流を図る良い機会にもなっています。「僕たちは『横浜畑人』と書いたそろいのTシャツを着て農作業をしているので、見かけたら声を掛けてねと、子どもたちに言っているんですよ」と話すのは青壮年部支部長の横山直信さん。次代の子どもたちに農業への理解を深めています。


年々内容が充実する地産地消のポスター。生産者の顔と泉区の農業の概要が分かる
年々内容が充実する地産地消のポスター。生産者の顔と泉区の農業の概要が分かる

若手のアイデア生かして
 こうした地域性も追い風になって、農家では後継者も生まれ、次代を担う若者が育っています。若手農家の育成に欠かせない青壮年部の活動も先輩から後輩へ受け継がれ、45周年を迎えます。

 代々続くダイコンやキャベツなどの定番野菜の生産に力を入れる親世代。新しい市場の創出を求めて新種野菜の生産にチャレンジする後継者。「ポスター作りなど、若い人らしいアイデアがあります。父の世代が積み上げた農業も大切だし、若い世代のことも尊重したい」と語る直信さん。伝統の農業と新しい力が両輪になって、地域の農業はさらに広がりを見せます。
 


地域イベントで新鮮野菜を直売=昨年11月23日 和泉中央連合地区ふるさとまつり
地域イベントで新鮮野菜を直売=昨年11月23日 和泉中央連合地区ふるさとまつり



企画・制作:神奈川新聞社クロスメディア営業局


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