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逗子ストーカー殺人:調査業者を再逮捕、市長が情報流出認める

政治行政 神奈川新聞  2014年01月25日 00:30

会見で、終始厳しい表情で質問に答える平井市長=24日午後6時10分、逗子市役所
会見で、終始厳しい表情で質問に答える平井市長=24日午後6時10分、逗子市役所

 逗子市で2012年11月に女性=当時(33)=がストーカー行為をしていた元交際相手の男=同(40)、事件後に自殺=に刺殺された事件で、愛知県警捜査2課は24日、女性の住所を聞き出すために夫を装って市役所に電話したとして、偽計業務妨害の疑いで、調査会社経営の容疑者(60)を再逮捕した。

 逗子市の平井竜一市長は24日夜、市役所で記者会見し、殺害された女性の個人情報が市役所から外部に流出したことを初めて認めた。「容疑者が夫を偽り個人情報を不正に入手し、犯罪に使用したことは誠に遺憾」と表明し、女性に対し「あらためて心からお悔やみ申し上げる」と述べた。

 市長は愛知県警と協議した上で、今月22日に被害届を提出したと説明。「(愛知県警の捜査や容疑者の供述などから)市から個人情報が調査会社に流れたと判断せざるを得ない」と理由を述べた。さらに「職員の細心の注意が払われていれば流出しなかった」と市の責任にも言及。情報流出のあった納税課の当時の管理職や職員、市長自身への処分を検討する考えを示した。「市民には多大な心配と迷惑を掛けた」と陳謝した。

 一方、女性の個人情報にアクセスした職員は特定できていないまま。「これまで市として職員への聴取は行ってきた。さらなる聴取で(結果が)変わるとは思っていない」と、再度の内部調査は行わない方針を明確にした。

 女性は、ストーカーなどの被害者が個人情報の閲覧制限を求める申請をしており、市は外部からの電話での問い合わせに応じない対象としていた。

 この日の会見では、市長は終始厳しい表情で「不正な手段によって外部に情報が流出した」と繰り返し、業務を妨害された“被害者”の立場を強調した。

 市は事件を受け、指の静脈認証の庁内パソコンへの導入やマニュアル策定などの準備を進めている。

◇被害女性の夫「進展見守る」
 調査会社経営の容疑者再逮捕を受け、女性の夫(43)は24日、代理人弁護士を通じ、「逗子市役所から情報が流れた可能性が出てきて、残念に思います。これから、いろいろなことが明らかになると思いますが、捜査の進展を見守りたいと思います」とのコメントを出した。


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