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都道府県対抗男子駅伝:神奈川は過去最高の9位

スポーツ 神奈川新聞  2014年01月19日 23:27

過去最高となる9位でゴールする神奈川のアンカー・鈴木=広島市の平和記念公園前
過去最高となる9位でゴールする神奈川のアンカー・鈴木=広島市の平和記念公園前

第19回全国都道府県対抗男子駅伝は19日、広島市平和記念公園前発着の7区間、48キロで行われ、神奈川は県の大会記録を更新する2時間20分36秒で過去最高となる9位に入った。長野が2時間19分20秒で5年ぶり単独最多の6度目の優勝。埼玉が35秒差で2位に入り、3位は群馬だった。

神奈川は、2区の神林勇太(宮前平中)が12人抜きの快走を見せて5位に浮上。3区の梶原有高(プレス工業)が区間4位の走りで2位に押し上げると、4区の三田眞司(光明相模原高)がトップに立った。

7区のアンカー鈴木悠介(日体大)が後半に失速したが、神林、梶原、三田、6区の松村翔太郎(大磯中)の4選手が、各区間の県記録を塗り替える好記録をマーク。これまでの最高位だった2007年の14位から初の1桁順位に食い込んだ。

◆心一つに醍醐味体現

4区の残り1キロ地点。前には誰もいない。全国の強者たちを後ろに従えたのは、光明相模原高の三田。個人として全国舞台を初めて踏んだ無名のランナーは、顔をゆがめながらもスパートの脚に力を込めていく。

宮崎と抜きつ抜かれつの展開にも全くひるまない。思いは「絶対に1位でつなぐ」の一つ。中継所直前までたすきを胸に掛けたまま、必死に腕を振り、トップを守った。

「いい結果を出してくれていたから、無駄にはできなかった」。三田の脚を進ませたのは序盤の力走にほかならない。

1区の大川がトップ集団に食らいつくと、全国中学駅伝で最優秀選手賞を獲った2区の神林が圧巻の12人抜き。これに「年下に負けていられない」と、3区の梶原も県の区間記録を5秒更新する走りでトップを射程圏にまで捉えていた。

もちろん、三田の力走も引き継がれる。中継所の大型ビジョンで見ていた6区の松村も「あの姿に燃えた」と言う。触発された15歳はハイペースで攻め、区間6位のタイムをたたき出した。

アンカーの鈴木が箱根駅伝の疲労から失速したのはあれど、一時はトップに立った。昨年の38位から過去最高の9位への急上昇は快挙と言っていい。

全員の力を合わせれば上位も夢じゃない-。駅伝の醍醐味(だいごみ)を十二分に体現した成績に、主将の梶原は「信頼できるのはタイムだけじゃない。心が一つになれた。このチームで戦えたことが本当に幸せ」と言う。

「男子もここまで戦えるんだと証明できた。来年に弾みがつく」。上岡宏次監督(36)の言葉に喜びがにじんだ。

【神奈川新聞】


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