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横浜と石巻の「こども記者」が交流深める 体験や活動共有し視野広げる/神奈川

社会 神奈川新聞  2014年01月16日 00:15

横浜市都筑区で「つづきジュニアタイムズ」の発行を続けるジュニア記者と、東日本大震災で被災した宮城県石巻市で活動する「石巻日日こども新聞」のこども記者が、交流を深めている。取材を通して町づくりや地域のあり方を考える同世代が、互いの経験を伝え合い、活動の幅を広げようとしている。

昨年12月1日にはつづきジュニア記者が石巻に赴き、ともに「こども記者シンポジウム」を開いた。つづき側は、横浜が関東大震災と横浜大空襲から復興した経緯や、地元・都筑区の特徴を発表。石巻のこども記者も被災や復興の現状、今後の展望などを伝えた。

横浜市立荏田南小6年の直枝遼茉君はパソコンで資料を作り、ニュータウンとして開発された都筑区を紹介。「僕たちも地域貢献を考え活動しているが、石巻の子たちは、現状を何とかしなきゃという思いがもっと強かった」と話した。

現地を取材して回った同市立南山田小6年の實籾茉優さんも、「校庭が仮設住宅になって遊び場がないなど、直接話さないとわからないことがあった」と振り返った。

つづきジュニア編集局は2009年に発足。NPO法人ミニシティ・プラスが主催し、小学4年から高校生までが取材、情報発信に努めている。石巻日日こども新聞は震災後に始まり、小中高生が中心となって復興や町の現状を伝えている。

12年9月に被災地を訪れていたミニシティの岩室晶子事務局長がこども新聞の活動を知り、「子ども記者同士で交流ができたら」と提案。13年3月には石巻のこども記者が横浜を訪れてイベントを行っており、今後も活動を共有していくつもりだ。

日日こども新聞で最年長の東松島高3年の千葉拓人さんは、「地域によって発想や考え方が違い、町づくりの視野が広がる。大人が計画するのもいいが、これからここに住むのは子どもたち。お互いが積極的に参加していくことに意味がある」と展望を語った。

ミニシティの岩室さんは「被災地に友達ができれば、大人になっても『あそこはどうなったかな』と思ってまた行きたいと思うはず。この交流がそのきっかけになり、互いに活動の幅が広げられたらうれしい」と語った。

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