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米軍ヘリ不時着 「これは墜落事故」…相次ぐ憤りと抗議の声

社会 神奈川新聞  2013年12月16日 23:44

「これは墜落事故だ」。暮らしと隣り合わせの米軍基地がはらむ危険を訴え続けてきた人たちからも、憤りと抗議の声が上がった。

市民団体「米原子力空母の横須賀配備を阻止する三浦半島連絡会」の新倉泰雄事務局長は「恐れていたことが現実になった」と憤った。

事故機は原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)の艦載機だった。新倉事務局長は「常日ごろ、私たちは米軍機の危険性に脅かされている。原因究明を徹底してほしい」と訴えた。

「現場が住宅街なら、大惨事につながりかねなかった。米軍や国は不時着と言うのだろうが、横倒しになり、後部が折れた現場写真を見る限り、明らかに墜落だ」と指摘するのは、第4次厚木爆音訴訟の原告団長藤田栄治さん(79)。

「これまでもトラブルが起きるたびに米軍と国は『安全対策はきちんとやっている』と言ってきた。それでもまた、事故は起きた」と再発防止が徹底されない現状に怒りを募らせた。

1977年9月、横浜市緑区の住宅地に米軍ジェット機が墜落し9人が死傷した事故で、妻が大やけどを負った椎葉寅生さん(74)=同区=は、当時の記憶をよみがえらせた。

36年前の事故原因は十分に究明されなかった。「今回もなぜ不時着したのか明らかにされないかもしれない。特定秘密保護法が成立し、軍事機密として今まで以上に隠される恐れもある。『日本人にけが人が出なくてよかった』で済ませてはいけない」

そして、語気を強めた。「私たちはずっと事故を引きずって生きている。沖縄では今年8月にもヘリが墜落した。何度事故が繰り返されれば、危険性が理解されるのだろうか。もう、いいかげんにしてほしい」

◆県内で起きた米軍ヘリの不時着

発生年月     不時着場所

2003年 5月 秦野市上大槻

04年 8月 横浜市のみなとみらい21地区

05年 2月 伊勢原市西富岡

05年 7月 藤沢市・片瀬海岸

07年 6月 横浜市金沢区・海の公園

08年 6月 相模原市・相模川河川敷

11年 2月 平塚市・相模川河川敷

13年12月 三浦市三崎の埋め立て地

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