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全国中学駅伝:11位から一気に首位、4区・神林(宮前平)が県勢男子初の区間賞

スポーツ 神奈川新聞  2013年12月15日 23:34

その走りは誰よりも輝いていた。4区で宮前平の神林が県勢男子初となる区間賞。最優秀選手にも選ばれ、全国中学大会3000メートル2位の実力を存分に見せつけた。

たすきを受け取った時点で11位。だが、その目に勝機は見えていた。急勾配の上りを第一の勝負どころと捉え、1500メートルの中間点までにトップに追い付くと、優勝した加古川山手とのデッドヒートに持ち込んだ。

「いい選手が一人いれば勝てるわけではない。6人そろって戦う難しさがあるから価値があるし、うれしさもある」。走りながら、かみ締めていたのは責任感。だからこそ区間トップにもかかわらず、レース後は大粒の涙を流した。

「1位でたすきを渡すのは最低限の仕事。うれしい気持ちはあるけど10秒以上リードをつけて渡したかった」。誤算は連覇が懸かっていた加古川山手の粘り。「離しきれなかった。自分で引き離さないと勝てないと考えていたのに」。後ろの仲間に負担を掛けたことを何より悔やんだ。

それでも、ごぼう抜きで会場を沸かせ、夢を現実近くまで引き寄せたのは間違いなく神林だった。「2年前、1年前には全国で入賞するなんて考えられなかったし、チームの成長を感じた。胸を張って笑顔で神奈川に帰りたい」。涙でぬれていた頬が少し緩んだ。

【神奈川新聞】


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