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「幻の天才」の名曲演奏へ 関東学院中学高校が須賀田礒太郎をたどる/横浜

社会 神奈川新聞  2013年12月12日 22:34

須賀田礒太郎の「『東北と関東』より関東」を練習するオーケストラ部の生徒たち=南区の関東学院中学高校
須賀田礒太郎の「『東北と関東』より関東」を練習するオーケストラ部の生徒たち=南区の関東学院中学高校

「幻の天才」といわれる横浜出身の作曲家・須賀田礒太郎(1907~52年)の管弦楽曲を、礒太郎の母校の関東学院中学高校(横浜市南区)のオーケストラ部が17日に演奏する。作曲家の生い立ちも掘り下げ、「後輩ならではの演奏を」と練習を重ねている。

礒太郎は関東学院の中学時代に音楽を志し、山田耕筰らに師事。コンクールに相次いで入選する実力だったが、病を得て早世した。

今回の演奏のきっかけは、礒太郎の直筆楽譜が県立図書館(横浜市西区)に2010年に寄贈されたこと。部員たちは同館で楽譜を閲覧し、学校が保管する大正期のクラス名簿もひもといて“大先輩”に思いを巡らせた。遺族を訪ねた部員は「普段は優しかったが作曲中は厳しかった」といった逸話を聞いた。

演奏曲「『東北と関東』より関東」は1938年の作品。国家主義的な時代を反映する物々しさの一方で、民謡に通ずる軽快さもある。コントラバスを担当する部長の越智健介さん(17)=高校2年=は「音の数が多くて楽しい」。バイオリンを担当する副部長・宮城美芳さん(17)=同=は「みこしを見ているような感じがする」と心を躍らせる。

演奏は関東学院クリスマスコンサートの一環で、会場は横浜みなとみらいホール。午後5時開演で入場無料。問い合わせは、関東学院電話045(786)7028。

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