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二宮の「魅力伝え隊」登場 定住促進へアピール役

話題 神奈川新聞  2016年11月14日 02:00

地元の良さを洗い出してアピールする「にのみやLOVERS 魅力伝え隊」の初ミーティング=二宮町民センター(町提供)
地元の良さを洗い出してアピールする「にのみやLOVERS 魅力伝え隊」の初ミーティング=二宮町民センター(町提供)

 二宮町は、住民目線で地元の魅力や観光資源を掘り起こして町の認知度向上を目指す町民団体「にのみやLOVERS ~まちの魅力伝え隊」を発足させた。5日の初会合では、町民センターに12人の有志が集合。定住促進を図り人口減少を食い止めようと、自ら「地元のアピール役」を名乗り出た町民らが、魅力の洗い出しに向けて活発な意見を交わした。

 1999年の3万1107人をピークに、2016年10月時点で2万8256人と人口減少が進む二宮町。14年には、有識者でつくる日本創成会議から「消滅可能性都市」に指定された。

 こうした現状を打開しようと、町は昨年、町内の空き家に居住者を呼び込む「空き家バンク」の取り組みに着手。定住促進を図るプロモーション動画を作成して全国自治体ランキングの上位に位置付けられるなど、人口減少に歯止めをかけるべく手を打ってきた。

 しかし、回復に向けた顕著な兆しはまだ見えてこないのが実情で、新たな取り組みとして住民主導の認知度向上プロジェクトをスタートさせた。実際の移住経験者らの声を生かして情報を発信し、町外の定住希望者にPRしたい考えだ。

 メンバー募集には子育て世代を中心に16人がエントリー。初回ミーティングでは12人が集まり、町内の犯罪率の低さ、地域の見守りに支えられて安心して子育てができている点などの長所を次々と挙げた。

 「二宮町の自宅を『拠点』として考えると、自然エリアや都市部、近郊の商業施設などへのアクセスに優れている」「海と山が近くにある自然が豊かな庭付き一戸建てを、他より手頃に購入できた」と、充実した生活ぶりをアピールするメンバーも。

 夫婦で参加した三枝公一さん(49)は「出身の藤沢よりも『ほどよく田舎』で、8年前の転入時は温かく地域に迎えられた。そんな良さを発信したかった」と応募理由を説明。会合後は、「不動産業や居酒屋経営者など多様な方が参加していた。今後の活動に広がりができそう」と期待を膨らませていた。

 本年度中は月1回程度のミーティングを重ね、移住促進を図る総合パンフレットの制作や移住イベントへの参加などを予定している。活動メンバーも引き続き募集している。問い合わせは、町地域政策課電話0463(71)3311。


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