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次代につなぐ 横浜農業 episode04
親から引継ぐ若い力が地域を後押し

神奈川新聞  2013年10月17日 00:00


 JA横浜の連載「次代につなぐ横浜農業」。次代を担う農業者とその取り組みをリポートし、橫浜のこれからの農業の姿を紹介するシリーズです。


FM21の仲間たち。世代は変わっても思いは変わらない
FM21の仲間たち。世代は変わっても思いは変わらない

耕し手のない農地を活用
 2013年10月19日(土)・20日(日)に戸塚区の舞岡ふるさと村周辺で行われる「さつまいもまつり」。さつまいもの収穫体験を通して、市民に舞岡の自然や農業を知らせる催しです。同ふるさと村は、平成2年に市民と直結した「農ある地域づくり」を進めるため、横浜市のふるさと村の指定を受け、運営主体となる「舞岡ふるさと村推進協議会」を設置し、自主的な活動を精力的に展開しています。

 地域が一丸となって取り組む催しの中心を担うのが農業後継者グループ「FM21(ふるさと舞岡21)」です。高齢化の進む農家や兼業農家を助けようと、1990年に若い農業者が集まり、農耕用機械をそろえて、農作業の手伝いを始めました。さらに地域の農業振興を図るため、耕し手のない農地を継続的に借り、さつまいもの作付けをします。収穫体験を通じて舞岡の自然や農業に触れてもらうため活動を続けています。当初30アールほどだった畑も、今は50アールに増えました。


大切に守ってきた舞岡の自然を背景に金子光一さん(右)浩幸さん親子
大切に守ってきた舞岡の自然を背景に金子光一さん(右)浩幸さん親子

地域の思いを感じて
 3代目の代表を務めるのは金子浩幸さん(46)。FM21の創立時、先輩に声を掛けられてこのグループに参加しました。「そのころは20代。先輩たちの背中を追いかけてみようと、参加しました」。それから20年が過ぎ、今はリーダーとして若い農業者を引っ張っています。

 「今年は3人のグループ加入がありました」。仲間が12人となり、浩幸さんのリーダーとしてのモチベーションも高まります。


さつまいもの収穫を前にツル刈りを行うFM21のメンバー
さつまいもの収穫を前にツル刈りを行うFM21のメンバー


 「みんなをうまく指導してほしい」。浩幸さんの横で目を細める、父の光一さん(71)は同ふるさと村推進協議会の会長を務めます。都市化の進む中で、舞岡の自然と農業を次代につなぐための大切なまとめ役です。「推進協議会会員の皆さんに活動を理解いただき、さつまいもまつりだけでなく「ふるさとの森愛護会」の草刈りや散策路のパトロールなど、さまざまな場面で協力してくれます」と光一さん。

 「地域の絆があるから、新しい仲間も増えました」。光一さんの思いは浩幸さんやFM21のメンバーにも伝わっています。若い仲間への責任感と代々伝わる農業への思いがFM21を後押しします。

 「舞岡の農業を頑張ります」



企画・制作:神奈川新聞社クロスメディア営業局


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