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「馬門山墓地」の修復終わる 130年前開設、旧海軍戦死者の235基補強/横須賀

社会 神奈川新聞  2013年10月02日 22:59

(上)中台と呼ばれる土台部分がコンクリートで固定された墓石(下)修復前は損傷が激しく傾いた墓石も目立った
(上)中台と呼ばれる土台部分がコンクリートで固定された墓石(下)修復前は損傷が激しく傾いた墓石も目立った

旧海軍の戦死者らが眠る横須賀市営「馬門山(まもんざん)墓地」(同市根岸町)で、今春から進められていた235基の墓石の修復工事が終了した。長い年月の経過で壊れた土台はコンクリートで補強され、傾いたり折れたりしていた墓石は接着剤で復元された。

1882年、旧海軍の埋葬地として開設されてから130年以上が経過。個人の特定も難しい古い墓石の傷みが顕著だった。

修復を手掛けたのは、海上自衛隊のOBらで組織する公益財団法人「水交会」(東京都渋谷区、藤田幸生理事長)。財団法人・防衛施設周辺整備協会から200万円の資金提供を受け、市内の石材業者に工事を依頼していた。

墓石の修復を記念し、2日には現地での完工式が予定されていたが、雨のため中止に。代わりに、水交会横須賀支部の会員ら約30人が市の大津行政センターに集まり、修復事業の完了を祝った。藤田理事長は「横須賀市や地元の観光協会、町内会など関係者の了解を得て事業を成し遂げることができて感謝している」とお礼を述べた。

また、横須賀市と同様に旧海軍の墓地がある広島県呉市や長崎県佐世保市の現状にも触れ、「今後は両市のように墓地の保存会的な組織を設置し、管理していければ望ましい」とも話した。

◆馬門山墓地

北久里浜駅から大津方向に徒歩約5分。軍艦「愛宕」の殉職者らの慰霊碑や個人墓279基など計1592柱がまつられている。

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