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海水浴場の規制条例検討へ、風紀の乱れや治安悪化で/鎌倉市

政治行政 神奈川新聞  2013年09月11日 23:49

海水浴場での風紀の乱れや治安悪化を改善するため、鎌倉市が条例制定を含めた規制の検討を進めていることが11日、分かった。騒音被害が生じる音楽や入れ墨、タトゥーの露出の規制などを議論の俎上(そじょう)に乗せる。10月に関係機関との対策協議会を開くなどし、来夏に向けて具体的なルールづくりを行う方針。

開会中の市議会で対策について問われた松尾崇市長が「県に対し県条例で一律に定めるよう要請してきたが、並行して市条例の制定についても検討していきたい」と答弁した。

市観光商工課によると、市内の海水浴場に関して今夏寄せられた苦情は31件。昨夏の10件から3倍に増えた。最も多いのは風紀の悪化で24件。「入れ墨の若者がいて雰囲気が怖い」「酔って騒いでいる」「酒の瓶や缶が放置されている」などだった。

市は現在、海水浴場に関して明文化されたルールを持っておらず、運営は海水浴場組合の自主ルールに委ねられている。ホームページ上で「海水浴場のNGマナー」を呼び掛けてはいるが、条例のような取り締まりの根拠を作ることで状況を改善したい考えだ。

今シーズン中には組合が風紀の乱れの一因とされるクラブイベントを中止するなど自主規制に乗り出したが、基本的には海の家内での取り締まりにとどまる。規制後も市には苦情が寄せられており「根本的な改善にはつながらなかった」(同課)という。

8月に「音楽禁止」の方針を打ち出し条例改正の検討を進めている逗子市の対応を受けた形で、同課は「近隣と歩調を合わせなければ、さらなる風紀の悪化が予想される」と話す。

鎌倉市のこうした動きについて、由比ガ浜茶亭組合の増田元秀組合長は「海の家の中でのことは組合が対応できるが、店外での規制については行政に期待したい」と述べている。

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