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猿島公園が有料化へ、環境や文化遺産の保全目指す/横須賀

社会 神奈川新聞  2013年09月09日 23:32

有料化される猿島
有料化される猿島

横須賀市は、同市猿島の無人島「猿島公園」の入園を来夏以降に有料化する方針を決めた。通常の管理費では対象外となっていた環境、文化的遺産の保全などに充てることが目的。また、8月下旬の火災の影響で取りやめていた入園を26日に再開する。9日の市議会都市整備常任委員会で報告した。

猿島は東京湾で唯一の無人島。海水浴場や旧海軍のとりで跡などがあり、近年は年間約11万人が訪問している。

有料化のきっかけの一つは、6月下旬の巨石崩落。軍事要塞(ようさい)遺構の砲台構造物の一部だった巨石が、大雨と強風で倒れた大木の根とともに崩れ落ちた。

市は年間約3千万円を猿島の管理に投じているが、歴史的な遺産などを守るための費用は含まれていない。巨石崩落を受け、軍事要塞などの遺構や環境の保全だけに使途を限定する原資として、入園料を徴収することを決めた。料金設定については、「来ていただく方が、いくらだったら支払ってくれるかを考えて決めたい」などと述べた。

議会側からは「渡し船の運航事業者が予定している船賃の引き上げと一緒に有料化したら、便乗値上げと誤解される」といった指摘や、「市民にはやさしい入園料にし、市外の人には応分のものを払っていただかないと市はもたない」といった意見が出た。

一方、8月29日夜に起きた火災では、レストハウスや、ハウス上部の2階部分に設置されていた木製のボードデッキなどを焼失。

全面的な復旧は来年夏になる見通しだが、入園再開の要望が多く、発生したがれきの処理が今月25日までに終了するめどが立ったため、26日からの再開を決めた。

来夏までは散策や各種のイベントに限定し、バーベキューなど火の使用は見合わせる予定。

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