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横浜港で建設会社などがコアジサシのひなを保護/横浜

社会 神奈川新聞  2013年09月08日 00:33

整備が進む横浜港・南本牧ふ頭で今夏、国土交通省や工事を請け負う建設会社などが一部区域の工事を中断して、絶滅危惧種のコアジサシの卵やひなを保護した。ひなは親鳥とともに無事に巣立った。日本野鳥の会神奈川支部が10日、同省などに感謝状を贈る。

同支部によると、コアジサシは環境省のレッドデータブックに絶滅危惧2類として掲載されているカモメ科の渡り鳥。東北以南に夏鳥として飛来し、砂浜や砂利のある広い河川敷などで巣を作る。関東地方では相模川や酒匂川、九十九里浜などで営巣する。

南本牧ふ頭で整備中のコンテナターミナルMC-3にコアジサシが飛来するのを同支部が確認したのは5月末。国交省京浜港湾事務所の許可を得て6月に調査した結果、約600羽が約200の巣を作っていた。卵の数は推定約400、既にふ化したひなも推定約100羽いたという。

同支部と同事務所、建設会社は7月2日から、巣の周囲をロープで囲って人が立ち入れないようにするなどの措置を講じた。その後、ひなの姿も見られなくなり、8月19日に工事を全面的に再開した。

同支部の田村俊幸幹事は「保護してくれた取り組みにコアジサシに代わって感謝したい」とコメント。同事務所第一工務課は「コアジサシのために配慮ができ、無事に巣立って良かった」と話している。

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