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次代につなぐ 横浜農業 episode02
就農者を支援する農業講座

神奈川新聞  2013年08月29日 00:00


 JA横浜の連載「次代につなぐ横浜農業」。次代を担う農業者とその取り組みをリポートし、橫浜のこれからの農業の姿を紹介するシリーズです。


野菜の病害虫防除についても学んだ4月の「Uターン・新規農業後継者講座」
野菜の病害虫防除についても学んだ4月の「Uターン・新規農業後継者講座」

農業生産の基礎を
 JA横浜では農家とその家族を対象に、2006年度からUターンまたは新規で農業を始める人に対し「農業後継者講座」を開催しています。これまでに約160人が学び、就農分野も野菜、果樹、花き、植木など多岐にわたっています。

 農業生産に関する基礎知識や技術を一から学べるのが特徴で、10代から定年退職を機に就農する60代まで幅広い年代が受講しています。講師は同JA5人の営農技術顧問が務め、JAが一体となって農業後継者を支援する体制をとっています。


6月の研修は夏野菜の育苗や植え付けの基礎がテーマ
6月の研修は夏野菜の育苗や植え付けの基礎がテーマ



 今年度も16回にわたり開催を予定。取材に訪れた6月中旬の講座では、夏野菜の育苗や植え付けをテーマに、横浜市栄区の講師の畑で実習をしました。この日の受講者は11人で、うち女性も3人。講義の後、実際に畑に出て、キュウリやトマト、ナスなどの育て方を講師がアドバイスしました。

 「少人数のグループなので、小さなことでも質問ができ、とても勉強になります」と戸塚区から参加した20代の男性。また同区から参加した女性は「高齢の両親に代わって就農することにしました。農作物を育てる大変さが分かりました」と話します。


畑でナスの生育状況を観察。栽培のポイントについて講師からアドバイスを受ける受講生
畑でナスの生育状況を観察。栽培のポイントについて講師からアドバイスを受ける受講生

地域農業の担い手に
 県農政部担い手支援課によると、2011年度の新規就農者数(市町村別)は横浜市がトップ。講師の山田良雄さん(61)は「これから農地をどうやって守っていくか。それにはUターンの人が農業を始められるよう、技術習得の手助けをするのも大切な役目です」と力を込めます。

 農業は毎日の地道な作業の積み重ね。「農作業は大変だし、つらいこともある。まずは一年一年、目標をもって取り組むこと。そうすると張り合いが出てきますよ」ともう一人の講師、森東海雄さん(68)は参加者にアドバイスします。

 講座を主催する同JA営農部の中村弘之部長は「年齢や性別、規模の大小にかかわらず、地域農業の新たな担い手となる皆さんのために、基礎から農業を学ぶお手伝いに全力を尽くす」と話しています。



企画・制作:神奈川新聞社クロスメディア営業局


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