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避難所の住環境を改善 伊勢原市とNPOが災害協定

政治行政 神奈川新聞  2020年07月12日 05:00

特製間仕切りなど提供 飛沫感染予防にも


避難所用の間仕切りを紹介する坂氏(左端)。「段ボールベッドは2人乗っても問題ない」と説明する=伊勢原市役所
避難所用の間仕切りを紹介する坂氏(左端)。「段ボールベッドは2人乗っても問題ない」と説明する=伊勢原市役所

 伊勢原市は7日、災害時の避難所の環境を改善しようと、世界的な建築家の坂茂(ばんしげる)さん(62)が代表理事を務めるNPO法人「ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク」(東京都)と災害協定を締結した。同法人は紙製の管を活用した間仕切りと段ボールベッドを開発しており、災害時には市へ優先的に有償提供する。

 間仕切りは、長さ2メートルの紙製の管を組み立て、布を固定して使う。管をつなぐことで区画を拡張できる利点があり、東日本大震災や熊本地震の避難所でも利用された。新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染予防にも有効とされる。


県職員らとともに自ら考案した間仕切りを設営する坂氏=横浜市港北区のシンコースポーツ県立武道館
県職員らとともに自ら考案した間仕切りを設営する坂氏=横浜市港北区のシンコースポーツ県立武道館

 市危機管理課によると、3月末に間仕切りとベッドを100セットずつ購入し、市青少年センター(同市田中)に備えた。協定に基づき、市は今後、必要に応じて追加で注文する。

 7日に市役所で行われた締結式で、坂氏は「避難所、仮設住宅の住環境を良くすることも建築家の仕事」と話した。髙山松太郎市長は「かさばらず、備蓄にもいい。自然災害は大規模化し、1、2日で避難所が閉鎖せず、何年かの生活も当たり前。安全安心なまちづくりへ邁進(まいしん)したい」と述べた。


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