1. ホーム
  2. 社会
  3. アニメ「たまゆら」の舞台となった横須賀、聖地巡礼で集客、ウオークイベント盛況/神奈川

アニメ「たまゆら」の舞台となった横須賀、聖地巡礼で集客、ウオークイベント盛況/神奈川

社会 神奈川新聞  2013年08月25日 15:28

アニメ声優の出番を待つファン=浦賀コミュニティ広場
アニメ声優の出番を待つファン=浦賀コミュニティ広場

人気テレビアニメ「たまゆら」シリーズの舞台となった横須賀市に全国からファンを呼び込もうと、市や京浜急行電鉄などの関係者が知恵を絞っている。17日には、ファンがアニメの舞台を訪ねる「聖地巡礼」と市内の名所旧跡を歩くウオーキングを合体させたイベントを開催。今後もアニメと連動した集客作戦を“進化”させたいと意気込んでいる。

「たまゆら」は、写真好きの女子高校生沢渡楓(さわたり・ふう)が主人公。友人たちとの何げない日常を描いた癒やし系アニメで、2011年秋に放映され人気となった。横須賀市の汐入地区は、楓が中学時代を過ごした街という設定だ。今年7月からは続編の「もあぐれっしぶ」が放送中で、県内ではテレビ神奈川(毎週日曜日午前2時)で視聴できる。

新機軸のウオーキングを企画したのは、横須賀市、京急、横須賀商工会議所の3者でつくる「横須賀集客促進実行委員会」。京急線汐入駅近くのヴェルニー公園をスタートし、特別公開された旧海軍横須賀鎮守府司令長官官舎などを巡り、同日開催の「浦賀みなと祭」の会場近くに設けたゴールを目指した。

約10キロの行程の中には、アニメファンを引き付けるための「仕掛け」をちりばめた。

まずは聖地。「たまゆらの景色」と題してアニメに登場した計10カ所をコースに組み込んだ。終点ではアニメ声優を招いたトークイベントも開催。ゴールに近い浦賀の夜を彩った花火大会では、「たまゆら」のキャラクターももねこ様をモチーフにした花火も打ち上げた。

この日は早朝から汐入駅でアニメの記念切符も発売されており、早朝から夜までファンを飽きさせず、横須賀市内に滞在させる工夫が凝らされた。

日中の気温が30度を超える真夏日にもかかわらず、ウオーキング参加者は1350人を超えた。このうち純粋のアニメファンはトークイベントの参加者数から300~400人程度と推測され、残りはウオーキング愛好者らとみられる。

アニメファンの中には、愛知県など遠隔地からの参加も。都内の男性(26)は「たまゆらの世界に癒やされる。アニメに登場した場所を訪ねるのは楽しい」と満足げ。京都から駆け付けた会社員安井祐真さん(23)は、声優と一緒に線香花火を楽しむサプライズ企画の参加者に選ばれ、笑顔を見せた。

アニメと連携した集客効果について横須賀市の担当者は「アニメファンはフェイスブックやツイッターの使い手。イベント内容に共感してもらえればリアルタイムで横須賀の良さを発信してもらえる。味方に付けると心強い」と分析。「たまゆら」とのタイアップについては「さらに続編が作られ、大学生になった楓が横須賀を舞台に活躍する物語が見たい」と期待する。

【】


シェアする