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太平洋岸自転車道、統一看板表示を整備へ 県内に90キロ

話題 神奈川新聞  2018年12月16日 12:20

西湘バイパス(奥)沿いに整備されている太平洋岸自転車道(手前)=大磯町
西湘バイパス(奥)沿いに整備されている太平洋岸自転車道(手前)=大磯町

 千葉県から神奈川県内を経由して和歌山県をつなぐサイクリングロード構想「太平洋岸自転車道」の実現に向け、国土交通省や沿線自治体は2020年東京五輪・パラリンピックまでに、統一した看板表示を暫定区間を含めて整備することを決めた。主に既存の一般道を活用。訪日客を含めた自転車愛好者らへの情報発信も強化し、沿線の観光振興を目指す。

 太平洋岸自転車道は、千葉県銚子市を起点に和歌山市までの沿岸部の延長1400キロ。千葉から神奈川へは東京湾フェリーを利用する。1969年に全体構想が発表され、73年度から建設工事が始まったが、現在までに6割程度しか整備できておらず、国や各自治体は延伸工事を進めている。

 神奈川県内は約90キロ。横須賀の久里浜を起点に相模湾沿いに三浦半島から湘南を通って静岡へ抜ける。

 自転車道の早期実現と開通区間の利用を促そうと、国交省と沿線の千葉、神奈川、静岡、愛知、三重、和歌山の6県と静岡、浜松の2市は協議会を設置。11月28日に東京都内で初会合を開いた。

 会合では、案内看板や道路標示を外国人観光客にも分かりやすいデザインで統一することを決めた。未開通区間でも迷わないように走行ルートや沿線の観光施設などを記した地図を情報通信技術(ICT)を活用して発信することにした。

 沿線では観光拠点の活性化や生活利便性の向上に期待が高まる。西湘バイパス沿いに約2・4キロの区間で太平洋岸自転車道が開通している大磯町では、自転車約20台を駐輪でき、温水シャワーが使える休憩施設を設けるなど自転車利用による観光振興を進めている。

 国交省横浜国道事務所は、太平洋岸自転車道を大磯町の旧吉田茂邸から二宮町まで約2・7キロの延伸を計画。このうち旧吉田茂邸から大磯西インターチェンジ(IC)までの葛川を渡る約0・3キロの建設工事に着手した。東京五輪・パラリンピックまでの完成を目指しており、大磯西ICから大磯プリンスホテルを経由して大磯署近くの国道1号までの約1・2キロの道路と接続することで暫定区間として利用を促していくことにしている。


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