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【あおり判決】弁護側「法が骨抜きに」 遺族には心苦しさ

社会 神奈川新聞  2018年12月14日 20:55

 東名高速道路で起きた事故で懲役18年が言い渡された横浜地裁判決で、運転中の行為を処罰の対象とする危険運転致死傷罪が認定された。停車中は適用されないと主張していた被告の弁護人は判決後、「法の趣旨を骨抜きにすることはあってはならない」と反発した。控訴は「ゼロベース」で検討するという。

東名あおり、被告に懲役18年 危険運転罪を認定
【あおり判決】県警「遺族は無念、当然の結果」

 判決は、停車行為そのものは危険運転に該当しないとしたものの、停車までの4度の進路妨害と4人死傷の関連を認め、同罪成立の根拠とした。因果関係を採用して危険運転の法解釈を拡大すれば、「法規定にない行為も処罰されかねず、国民生活を萎縮させる」と懸念した。

 ただ、被害者感情と現行の法制度との間に「大きな乖離(かいり)がある」とも指摘。「立法による解決を図るほかない」と述べ、あおり運転そのものを取り締まる法整備の必要性にも言及した。

 両親を一度に失った姉妹ら遺族に対しては、同罪の成否を全面的に争ったことで「大きな負担をかけ、心苦しく思っている」とおもんぱかった。

 判決は、被告が「真摯(しんし)に反省しているとまでは評価できない」と指摘したが、公判中に涙した被告の姿から「感情が読めず、淡々としていた面会時の様子からは想像できなかった。反省していると感じた」とかばった。

 事故後の被告の言動に厳罰を求める世論が高まり、「社会的な注目は自覚していた」という。「できる限りの弁論は尽くした」と振り返った。


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