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県内最大級、10万冊の古本市 みなとみらい駅で開催

話題 神奈川新聞  2018年12月14日 02:00

駅ナカ古本まつりを主催するちいき未来の斉藤理事長(右)と県古書籍商協組合の剱重さん=MM線みなとみらい駅構内
駅ナカ古本まつりを主催するちいき未来の斉藤理事長(右)と県古書籍商協組合の剱重さん=MM線みなとみらい駅構内

 ビジネスマンや住民、ショッピング・観光客ら多くの人々が行き交うみなとみらい(MM)線のみなとみらい駅で、約10万点の古書籍や錦絵などを集めた県内最大級の古本市「駅ナカ古本まつり」が13日、始まった。地域活性化に取り組むNPO法人ちいき未来と県古書籍商業協同組合が古書の魅力や価値の発信、駅ナカと周辺地域のにぎわい創出を目的に初開催。古書を満載したワゴンがずらりと立ち並び、駅利用者らが本を手に取り品定めをしていた。19日まで。

 「一枚一枚ページをめくることが本の魅力。ネット通販では探すことのできない、古書の魅力に直接触れてもらえれば」。同組合で催事を担当し、横浜市や相模原市内で長年古書店を営んできた剱重豊さん(67)はこう語る。

 会場では15の古書店から文学、美術書、絵本・児童書をはじめ古地図、浮世絵、錦絵などの一枚物など10万点以上を即売。幅広い世代が訪れる地域性を踏まえ、絶版文庫などネットでは見つけにくい書籍のほか、ビジュアル雑誌、DVD、CDといった若者向けの品ぞろえも充実させた。

 同組合では従来、県古書会館(横浜市神奈川区)や県内の大型書店に特設会場を設け、定期的に古本市を開催しているが、駅ナカでの開催は初めての試み。共に主催する「ちいき未来」の斉藤隆理事長(60)は「みなとみらい21(MM21)地区は新たな住民も増えている。駅ナカでのイベントがまち全体の活性化につながれば」と話す。

 会場には「古本なんでも鑑定コーナー」を開設(午後1~3時)。剱重さんが来場者が持参した古書のおおよその評価を付ける。剱重さんは「『断捨離』が共感を得る時代、埋もれた価値に光を当て、後世に残すことがわれわれの仕事。日頃古書店を利用する機会の少ない人にこそ鑑定の面白さを知ってもらいたい」と語る。

 駅ナカ古本まつりは、同駅改札外のイベント広場「みらいチューブ」で、午前10時~午後8時。会場では鑑定のみで買い取りはしない。問い合わせは、グリム書房電話090(1656)9717。


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