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市民から賛否両論 市が素案説明 上郷猿田地区都市計画

社会 神奈川新聞  2016年11月10日 02:00

参加者から賛否の意見が寄せられた説明会 =8日、横浜市栄区
参加者から賛否の意見が寄せられた説明会 =8日、横浜市栄区

 東急建設(東京都渋谷区)から「上郷猿田地区開発計画」(横浜市栄区、31・9ヘクタール)の都市計画提案を受けた市は8日夜、計画を一部修正した市素案の説明会を栄公会堂(同区桂町)で開いた。区民ら約300人が参加、質疑応答では賛成の声があった一方、人口減や緑の減少などを踏まえた反対意見も出た。

 市素案は、同地区北側に商業施設や住宅、複合医療施設などを建て、特別緑地保全地区や公園として約7割の緑を保全するとした提案を踏まえたもの。その上で、都市計画道路・舞岡上郷線の南東部は区域区分を変更せず市街化調整区域のままとするなど修正している。

 質疑応答では、区民から「駅から離れた場所に森を壊してまで住宅を造るのは時代に逆行している」「大地震で液状化や地滑りする恐れがある」といった反対意見が出た。これに対して、「大人と子どもが自然を楽しめる環境になるよう早く進めてほしい」「栄区と港南区を結ぶ、にぎやかな場所になってほしい」などと計画を好意的に受け止める区民もいた。

 同計画を巡っては、同社が2014年1月に都市計画提案を提出。15年6月に市の都市計画提案評価委員会が採択している。賛成する地権者から推進を求める声が上がる傍ら、反対する周辺住民らは緑地が減少し自然災害の発生が危惧されるなどとして取りやめの陳情書を提出している。 


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