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【変わる“ラミ流”】開幕投手狙う浜口、「先発トップへ」

ベイスターズ 神奈川新聞  2018年12月13日 02:00


8月下旬以降は先発5試合で3勝無敗。来季への手応えもつかんだ
8月下旬以降は先発5試合で3勝無敗。来季への手応えもつかんだ

 2年目のジンクスに阻まれたサウスポーの胸には、覚悟の思いが宿る。今季4勝にとどまったベイスターズの浜口遥大が来季の開幕投手に立候補だ。1年前に、球団新人左腕では59年ぶりの10勝を飾った輝きを取り戻すべく「自分が先発のトップになるつもりでいく」と自らを奮い立たせる。

 「先発ローテとして期待されてこの結果。情けないし失格。プロ野球選手としてあってはいけない」。300万円増の推定年俸5050万円で4日に契約を更改した23歳は開口一番、強い言葉で悔しさをにじませた。

 2年目の今季は春季キャンプ終盤に発症した左肩の違和感が長引き、1軍昇格は5月上旬までずれ込んだ。その後もなかなか立ち直れなかった。

 投げっぷりの良さは鳴りを潜め、一度制球を乱せば自らを見失う。7月1日の広島戦ではプロ野球ワーストタイとなる5連続与四球、4連続押し出し四球を記録。8月中旬までの登板13試合でわずか1勝にとどまった。

 それでも「勝てなかったことがいい経験。来季につながるものが見えてきた」と振り返るように、後半戦には巻き返した。昨オフから取り組み、こだわり続けていた新球の高速スライダーの制球が定まり始めると、8月下旬以降は先発5試合で3勝無敗を誇った。

 精神面も成長した。ルーキーイヤーからの「専属捕手」だった高城が7月にトレードでオリックスへ移籍したことがきっかけで「捕手に引っ張ってもらうだけじゃなく、自分の意見を伝えるようになった」と意識が変わった。更改の席でも球団幹部から「来季は3年目だし、少しチームのことを考えてみてほしい」と求められ、自立の道を歩み始めた。


悔しさを糧に来季の飛躍を誓う浜口=4日、横浜市中区の球団事務所
悔しさを糧に来季の飛躍を誓う浜口=4日、横浜市中区の球団事務所

 だからこそ、来季の開幕投手に照準を合わせる。昨オフは「今永さん、石田さんがいるので僕にはまだ早い」と謙遜した大役への思いは、180度変わった。「他人任せじゃ自分自身、成長できない。優勝、日本一になるためにチームにどう貢献できるか考えると、必死に取り組まないといけない」

 悔しさが左腕を成長させ、シーズン終了後も濃密な時間を過ごしてきた。11月の日米野球では2試合に救援登板。メジャーの強打者たちからチェンジアップで三振を奪い「代表でも自信を持って投げられる」と手応えをつかんだ。課題とするフォークボールの制球を磨こうと、練習中に上沢(日本ハム)から握り方やコツなどを教わったという。

 オフは投球フォームを固める土台づくりとして走り込みやウエートトレーニングをこなす。全ては「開幕投手を目指し、エースになりたい」という思いを果たすためだ。


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