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警備員の顔に催涙スプレー 司令部「限界理解のため」

社会 神奈川新聞  2020年07月09日 05:00

米軍横須賀基地で訓練予定


米海軍横須賀基地
米海軍横須賀基地

 在日米海軍横須賀基地(横須賀市)で今月、同基地に勤務する日本人警備員の顔に催涙スプレーをかける訓練が実施予定であることが8日、神奈川新聞社の取材で分かった。同基地司令部は「警備員がスプレー携行に当たって限界や対処をより理解するため」などと説明しているが、過去には同様の訓練で日本人男性が一時呼吸困難になって救急搬送されたこともあり、関係者らは中止を求めている。

 関係者によると、同基地ゲートなどの警備を担う日本人警備員が護身用の「OCスプレー」を顔にかける訓練は近く予定されており、新加入者らも対象に含まれるという。今年に入り、従来から護身のために身に付けることになっていた銃に加え、スプレー携行も必須となったことから、訓練を受けるよう強制されているという。

 同司令部によると、警備員らは2005年からOCスプレーを携行し、訓練を受けさせているという。ただ、同年9月には訓練で日本人警備員の40代男性が一時呼吸困難になり、当時の防衛施設庁が、安全管理を徹底するよう米軍側に要請する事態となった。

 関係者は「05年に救急搬送があった後はスプレーの訓練は見ていないが、今年になって急に携行が強制され、訓練を行うことになった。上司から『訓練を受けなければ異動』などと言われた」と話している。

全駐労が中止要請

 警備員らの間に不安が広がったことを受け、基地で働く日本人従業員が加盟する全駐留軍労働組合(全駐労)横須賀支部は今年3月、警備員の雇用主である防衛省南関東防衛局横須賀防衛事務所に対し質問状を出し、回答があるまで訓練を行わないよう米軍に要請することを求めている。

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