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混雑緩和へ有料化 綾瀬スポーツ公園の駐車場

政治行政 神奈川新聞  2018年12月10日 11:25

料金案内など駐車場有料化に向けた施設改良がほぼ終わった綾瀬スポーツ公園
料金案内など駐車場有料化に向けた施設改良がほぼ終わった綾瀬スポーツ公園

 慢性的な混雑状況を改善しようと、綾瀬市は来年1月3日から、綾瀬スポーツ公園(同市本蓼川)の駐車場を有料化する。隣接する大和市の大規模公園の駐車場が有料なのに対して綾瀬市側は無料だったため、大和市側の車両が流れ込むなどして満車状態が続いていた。料金は大和市側と同じ金額に設定、両市の施設全体で駐車場利用の平準化を目指す。

 綾瀬市によると、綾瀬スポーツ公園は、在日米海軍厚木基地南側の国有地を有効活用して野球場やサッカー場、テニスコートなどを整備、2011年から利用が順次始まった。駐車場は臨時を含めて5カ所あり、収容台数は計441台。市内の公園駐車場と同様に無料にした。

 駐車場の利用は年々増加し、週末は現在「午前8時から9時までには満車状態になる」という。隣接する大和市の大規模公園「大和ゆとりの森」(同市福田)の利用者が無料に引かれて止めてしまうのも混雑の一因で、市民から利用できないとの苦情が相次いでいた。


綾瀬スポーツ公園の駐車場
綾瀬スポーツ公園の駐車場

 そこで綾瀬市みどり公園課は昨年11月の土日、利用者の動向を調査し、問題視されている大和市側からの流入が駐車車両全体の約3割に及んでいると試算。その抑制策として有料化を決定し、料金徴収機の設置などの改修に着手、大和市側と同じ普通車で入庫後60分まで100円、以降60分ごとに100円、当日最大600円の料金とした。

 一方、大和市は指定管理者制度の導入に合わせて駐車料金を徴収、維持管理費に充てている。綾瀬市側の駐車問題の顕在化を受け、場内放送で市側駐車場への誘導をしてきた。


整備中の大和ゆとりの森の新駐車場。奥は綾瀬スポーツ公園の駐車場
整備中の大和ゆとりの森の新駐車場。奥は綾瀬スポーツ公園の駐車場

 また、大和市は南側に第2駐車場約200台を現在整備中で、来年4月に利用を開始する。ゆとりの森には臨時を含めて3カ所計531台の駐車場があるが、第2駐車場の整備後、臨時駐車場を閉鎖する計画という。

 綾瀬市側の駐車場が有料化されることで、試算通りなら大和市側へ約130台が移動する。当面、ゆとりの森の臨時駐車場は存続するので収容台数は増え、入庫待ちの車で周辺道路に渋滞が発生する状況には至らない計算だ。

 ただ、大和市側においては有料であっても大型連休や競技大会、イベントの開催が重なる週末は混雑が見られる。ゆとりの森の臨時駐車場周辺にある未整備地区約2・2ヘクタールには大規模多目的スポーツ広場の建設が計画されており、完成後はさらなる利用者増も見込まれている。

 綾瀬市みどり公園課は「両市外から訪れる人には自治体による管理手法の違いは分からず、一体化した公園施設に思えるだろう。同時期に整備を進めてきた大和市との連携不足は否めなかったが、今後は駐車問題への対応を協議していきたい」と話している。


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