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【病院中毒死】元看護師、3人への殺人罪などで起訴

社会 神奈川新聞  2018年12月07日 22:12

事件の起きた旧大口病院(現横浜はじめ病院)=横浜市神奈川区
事件の起きた旧大口病院(現横浜はじめ病院)=横浜市神奈川区

 横浜市神奈川区の旧大口病院(現・横浜はじめ病院)で2016年9月に起きた点滴殺人事件で、横浜地検は7日、入院患者4人に対する殺人容疑などで送検された元看護師の女(31)について、患者3人への殺人罪と、未使用の点滴袋に消毒液を混入したとする5件の殺人予備罪で起訴した。

 患者1人への殺人容疑と1件の殺人予備容疑については、不起訴処分とした。被告の認否や不起訴の理由は明らかにしていない。

 起訴状などによると、被告は16年9月、消毒液「ヂアミトール」を混入した点滴袋を別の看護師に使用させ、入院患者の当時78歳の女性と当時88歳の男性に投与して殺害、投与中の点滴チューブに直接消毒液を混入して当時88歳の男性を殺害したほか、別の複数の患者を殺害する目的で投与予定の点滴5袋に消毒液を混入した、とされる。

 被告は今月3日まで、事件当時の精神状態を調べるため鑑定留置されていた。地検は精神鑑定の結果、刑事責任能力を問えると判断した。

 捜査関係者によると、被告はこれまでの調べに、患者を自身の勤務時間外に死亡させることで、遺族への説明役になるのを避けたかった、との趣旨の供述をしている。10人以上への消毒液の混入を示唆していたが、同時期に死亡した患者の多くは事件発覚時点で火葬されており、地検は現時点での立件は困難と判断して事実上捜査を終結した。

遺族「法廷で詳細に話して」


 安全なはずの病院で入院患者が相次いで不審死を遂げた事件は、発覚から2年余りで大きな節目を迎えた。「法廷で全て詳細に話をしてほしい」-。元看護師の起訴を受け、7日にコメントを寄せた遺族は、今後開かれる裁判員裁判への思いなどを語った。

 犠牲になった当時88歳の男性の長女は「2年以上の間、父の死について分からないことだらけでした」と振り返り、

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