1. ホーム
  2. 経済
  3. 地産地消で地域に貢献を 川崎の「炭火焼肉 大将軍」

地産地消で地域に貢献を 川崎の「炭火焼肉 大将軍」

経済 神奈川新聞  2018年12月07日 02:00

地産地消メニュー「神奈川のお肉盛り合わせ」を紹介する昔宮賢典取締役
地産地消メニュー「神奈川のお肉盛り合わせ」を紹介する昔宮賢典取締役

 川崎駅東口のチネチッタ通りの焼き肉店「炭火焼肉 大将軍」(川崎市川崎区小川町)は、県内産牛豚鶏のブランド肉や川崎の酒を提供する「地産地消メニュー」を始めた。焼き肉店の老舗がひしめく同区内にあり、1961年創業。A4~5ランクの牛肉を備長炭(びんちょうたん)で焼くのが評判の店だ。「創業して半世紀以上たち、地域に密着、貢献できる店にしていきたい」と神奈川産にこだわった。

 メニューに入れた「葉山牛」のカルビは、農林水産大臣賞を5年連続で受賞するなど最高級の黒毛和牛といわれる。藤沢産「湘南ポーク・オリーブプレミアム」のバラは、オリーブの実を餌に混ぜてきめ細かい肉質と甘みのある脂質を持つ。うまみと歯応えが特徴の「かながわ鶏」のモモは、県畜産技術センターが8年かけて開発した逸品という。

 酒も県内産にこだわり、ブリマーブルーイング(高津区久地)で造られるクラフトビールと、川崎産の酒米を使って泉橋酒造(海老名市)で醸造された日本酒「出穂(しゅっすい)」を取りそろえた。

 メニューは昔宮(せきみや)賢典取締役(29)が考案。会社勤務の傍ら、調理師の兄(33)とともに父親の2代目社長(62)を支える。「自分は在日4世で、日本国籍を取得している。これまで地元との交流も少なかったが、今後100年、200年と地域に密着し、貢献する店にしたい」。地産地消を思いついた理由をそう語る。

 店は50年余受け継がれた「カルビクッパ」(雑炊風料理)で有名だが、「それだけでは都内の有名店に対抗できない」と昔宮取締役。県内のブランド肉を食べ比べ、生産者とも連絡を取ってメニュー化にこぎ着けた。

 昔宮取締役によると、焼き肉を皿のタレにつけて食べるのは日本流で、韓国ではあまりつけない。川崎の焼き肉店ではキャベツの千切りを出す点が特徴という。「地元の文化を取り入れて発展してきたのが日本の焼き肉だと思う。インバウンドも含め、より多くの人に知ってもらいたい」と力を込めた。

◆「炭火焼肉 大将軍」 1961年創業。運営会社は昔宮商事(昔宮敏博社長)で、従業員25人。川崎市川崎区小川町5の17。電話044(222)4759。「神奈川のお肉盛り合わせ」(3種セット)は1皿2800円(税別)。


シェアする