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洋画家・中川一政の画業たどる 真鶴の美術館、30周年へ企画展

カルチャー 神奈川新聞  2018年12月06日 12:58

「一政の画業を知ってほしい」と語る学芸員の加藤志帆さん。箱根駒ケ岳を描いた作品などが展示されている=真鶴町立中川一政美術館
「一政の画業を知ってほしい」と語る学芸員の加藤志帆さん。箱根駒ケ岳を描いた作品などが展示されている=真鶴町立中川一政美術館

 真鶴町を拠点に創作活動を続けた洋画家中川一政(1893~1991年)の画業などをたどる展示が、町立中川一政美術館(同町真鶴)で開催されている。来年3月に迎える開館30年に向けた企画で、今月23日まで。

 同館によると、戦後洋画壇の中心的存在だった中川一政は1949年、真鶴町にアトリエを構えた。地元や湯河原町の漁港、箱根駒ケ岳などの景観を描くため、画材を携え現地に何度も足を運んだという。75年には文化勲章を受章している。

 21歳で描いた「酒倉」から、絶筆となった「静物 薔薇(ばら)」まで、油彩、岩彩、書など多岐にわたる計90点を展示。交流のあった作家の作品も紹介したほか、開館当時の展示を再現した部屋も設け、中川一政の画業や同館の歩みを振り返ることができる。

 学芸員の加藤志帆さん(30)は「一政はいろいろなことに興味を持ち、亡くなる直前まで意欲的に創作した。作品を見て元気をもらい、長生きのヒントにしてもらえたら」と話している。

 開館時間は午前9時半~午後4時半。水曜休館。観覧料は一般800円など。8日にギャラリートークが催される。問い合わせは、同館電話0465(68)1128。


開館30年記念展では、真鶴漁港の灯台(左)を描いた作品や絶筆「静物 薔薇」(右)などが展示されている=真鶴町立中川一政美術館
開館30年記念展では、真鶴漁港の灯台(左)を描いた作品や絶筆「静物 薔薇」(右)などが展示されている=真鶴町立中川一政美術館

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