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川崎中1殺害、19歳少年の控訴棄却 東京高裁

社会 神奈川新聞  2016年11月09日 02:00

 川崎市川崎区の多摩川河川敷で昨年2月、中学1年の男子生徒が殺害された事件で、傷害致死罪に問われた無職少年(19)の控訴審判決が8日、東京高裁であった。青柳勤裁判長は懲役6年以上10年以下の不定期刑とした一審横浜地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

 事件では計3人が起訴され、被告だけが亡くなった男子生徒=当時(13)=への暴行や3人の共謀関係を否認。被告も暴行したとする他の2人の供述を信用できないとし、一審に続き無罪を主張した。

 判決理由で青柳裁判長は他の2人の供述について、「決定的な食い違いはなく、おおむね合致している」と指摘。被告が主犯格の元少年(20)に凶器のカッターを手渡し、暴行にも加担したと認定した一審判決を「不合理なところはなく、弁護人の主張は理由がない」とした。

 一審判決によると、被告は昨年2月20日未明、多摩川河川敷で、男子生徒に馬乗りになった元少年にカッターを手渡し、元少年や少年(18)と共謀して男子生徒の首を複数回切り付けたほか、2度にわたりコンクリートの護岸に顔を打ち付ける暴行を加えるなどして死亡させた。

 殺人と傷害の罪に問われた元少年に懲役9年以上13年以下、傷害致死罪に問われた18歳の少年に懲役4年以上6年6月以下の不定期刑が一審判決で言い渡され、既に確定している。


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