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3選出馬か、いつ表明? 来春改選の黒岩知事

政治行政 神奈川新聞  2018年12月04日 11:50

黒岩祐治知事(資料写真)
黒岩祐治知事(資料写真)

 師走に入り、来春に2期目の任期満了を迎える黒岩祐治知事の3選出馬を巡る周囲の喧騒(けんそう)が、一気に激しさを増してきた。県政界では「立候補しない選択肢はない」との見方が圧倒的で、目下の焦点は出馬表明のタイミングに移っている。県議会での答弁か、記者会見か、それとも…。周辺の動きも絡み、知事の動向から目が離せない状況が続きそうだ。

 「世界中からお金持ちが集まるラグビーワールドカップ(W杯)で、どんどん前向きな流れをつくっていきたい」

 11月12日、自民党横浜市連のパーティーであいさつに立った黒岩知事は、政財界の関係者らに祭典の成功を誓った。横浜が決勝の舞台となるラグビーW杯は来年9月に開幕。翌年には東京五輪・パラリンピックも控え、次の知事任期中には歴史的ビッグイベントがめじろ押しだ。

 黒岩知事はそれぞれの前回開催国で現地視察を重ねるなど準備に奔走しており、本番は集大成。「先頭に立ってやり遂げたい気持ちがあるのは間違いない」といった声は県庁内外から聞こえてくる。

 この11月には健康情報を管理する「マイ未病カルテ」の登録者50万人突破、企業誘致策「セレクト神奈川」で100件到達など政策目標の達成を次々と発表。10月の横浜マラソンも5時間を切るタイムで完走し、64歳にして「気力・体力ともに万全だとのアピールに余念がない」(県議)。

 3選出馬がほぼ確実視される中、注目が集まるのは表明の時期だ。現職首長の再出馬表明は、議会での答弁や記者会見などが一般的。県議会は3日に本格質疑が始まり、知事の出番は繰り返し訪れる。出馬会見は今のところ予定されていないが、突然セットされる可能性もある。年末には後援会のパーティーも企画され、「表明するチャンスは何度もある」とされる。

 前回、2期目への出馬宣言は知事選の約2カ月前。その年の1月に開かれた後援会主催パーティーでは県内首長や財界人から再選出馬へのラブコールが相次いだが言及せず、2月の県議会本会議で自民党と民主党(当時)の代表質問に立候補する決意を語った。

 ただ、関係者によると、当初は前年の12月に県議会で表明する案も検討されていた。突然の衆院解散・総選挙などがあって見送られたが、今回も「年内」の可能性は残っている。

 一方、知事の周辺ではこれまでとは異なる動きも。初当選直後から政務活動を担ってきた知事特別秘書が離脱するとの情報が浮上。選挙を支えてきた一部の政党関係者からも「そろそろ自立してもらわないと」との声が漏れる。後ろ盾の変化が出馬の判断に及ぼす影響は未知数だ。

 Xデーは近いのか-。あるベテラン県議は言う。「余裕の『後出しじゃんけん』を選べるのは、現職首長の特権だ」


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