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川崎市、警告付きで集会使用許可
〈時代の正体〉ヘイト防止指針で初の指導

時代の正体 神奈川新聞  2018年12月03日 00:12

差別禁止条例の制定を呼び掛ける市民ネットワークのメンバー=川崎駅東口
差別禁止条例の制定を呼び掛ける市民ネットワークのメンバー=川崎駅東口

時代の正体取材班=石橋 学】集会を開くため川崎市教育文化会館の利用を申請していた人種差別主義者らの団体に対し、川崎市は2日、差別的言動をしないよう「警告」した上で会館の使用を許可した。公的施設での差別的言動を防ぐガイドラインに基づく初の行政指導。これに対し、団体の関係者は「一般的な注意事項を伝えられたにすぎない」との認識を示すなど、市の対応の不十分さが浮き彫りになった。

 利用申請をしていたのは極右政治団体・日本第一党最高顧問の瀬戸弘幸氏らが立ち上げた団体。集会開始前の同日午前、豊田一郎館長が団体関係者に「ヘイトスピーチ解消法に定める差別的言動を行わないなど、関係法規を確実に遵守(じゅんしゅ)するよう警告する」との文言を読み上げ、手渡した。

 団体側は「ヘイトスピーチはしない」と事前に伝えていたが、市は前回6月の集会で参加者が「ウジ虫、ゴキブリ、日本から出ていけ」と発言したことを踏まえ、「同様の不適切発言がなされる可能性はゼロではない」と判断した。

 警告はガイドラインが定める「不許可」「条件付き許可」など4種類の利用制限のうち最も軽い。報道陣の取材に応じた団体関係者は「他の利用者にも行われている一般的な注意事項と受け止めている」との認識を示した。集会終了後、会見した豊田館長は団体側の受け止めに「残念」と話した。

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